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【ゴルフ】

夏女の東が初Vチャンス 肉食べまくって2位浮上

2016年8月21日 紙面から

第2日、9番で第3打を放つ東浩子。通算8アンダーで2位=大箱根CCで

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◇CATレディース<第2日>

 ▽20日、神奈川県箱根町・大箱根CC(6704ヤード、パー73)▽雨時々曇り、24度、東1・8メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽93選手▽観衆3682人

 前日8位の東(あずま)浩子(24)=加賀電子=が7バーディー、2ボギーの68とスコアを伸ばし通算8アンダー、首位と2打差の2位に浮上した。2012年プロテストをトップ合格後、13年以降はもう一歩のところでシード入りを逸し続けている東。大好きな夏の季節にツアー初Vチャンス到来だ。10アンダー首位は全美貞(ジョン・ミジョン、韓国)、東と並ぶ8アンダー2位に福田真未(24)=えんホールディングス=とイ・ボミ(韓国)がつけている。

 正真正銘の肉食系。好きな食べ物は? と訪ねると「肉です。肉、肉、肉。赤身ステーキなら食べる時には400グラムでもいっちゃいますね」。そんな東に、プロ5年目の初Vチャンス到来だ。

 1番で3メートルの下りパットを決めたのを手始めに3、5、9番と前半で4バーディー。勢いを緩めず10番で2メートル、11番で4メートルを沈め3連続。14番でも4メートルをものにした。「このコースの中で一番狭く感じる」という16番でフェアウエーを外し、乗らず寄らず。続く17番もボギーとして2つ落としたが、全美貞と2打差でイ・ボミとの最終日最終組に入り込んだ。

 得意な季節は夏。「毎年暑くなるとゴルフの調子がよくなる。夏女って言ってくれる人もいるので、その気で頑張ろうかなと」という。例年7、8月のトーナメント開催コースは北海道や軽井沢などで「私の好きな洋芝が多い。ターフの取れ方でクラブの入り方を分析したりしてます」。さらに「いつも夏ヤセして、体のキレがよくなるのもある」とも話した。

 地元・岡山県津山地方では、作州牛の骨やスジ周りをそぎ取った肉で作るそずり鍋などが有名で「肉は捨てることなく全部を使い切るというのが習慣で、いろんな肉料理があるんです。それが私のソウルフード」と話す東。最終日、自身のゴルフのすべてを使って逆転Vを仕上げる覚悟だ。 (月橋文美)

 

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