蹴球探訪
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【ゴルフ】松山今季ベスト64 2打差2位浮上2016年8月21日 紙面から
◇ウィンダム選手権<第2日>▽レギュラーシーズン最終戦▽19日、米ノースカロライナ州グリーンズボロ、セッジフィールドCC(7127ヤード、パー70)▽晴れ時々曇り、気温32度、西北西中風▽賞金560万ドル、優勝100万8000ドル▽156選手 【グリーンズボロ(米ノースカロライナ州)テッド・ムース】8位で出た松山英樹(24)=レクサス=は6バーディー、ボギーなしの64で回り、通算10アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。岩田寛(35)は70とスコアを伸ばせず、通算イーブンパーで予選落ちとなり、今季獲得ポイントの125位以内が出場する次週からのプレーオフに進めなかった。60をマークした金シウ(韓国)が通算12アンダーで単独トップ。松山と並ぶ2位にジム・フューリク、ケビン・ナ、ルーカス・グラバーの米国勢3人が続いた。 今季ベストスコアの「64」。ギャラリーから注がれる大歓声とは裏腹に、松山の表情はどこか曇ったままだった。 「順位的には上がっていくので変な感じはあった。なんでこんな位置に居るんだろうって」 5番でバーディーを先行させたが、前半は逸機の連続だった。10番で5メートルのバーディーパットを沈めると、ようやく大きく息を吐いた。12番パー3で1打目を60センチに寄せるスーパーショットを披露しても、「たまたま」と自嘲気味に苦笑するだけだった。 14番パー4で2打目をピン左1・8メートルにつけ、続く15番パー5では3打目のアプローチを1メートルにピタリ。「(ショットで)イメージした球が1回も出ていないのはしんどい」と嘆き節を並べつつ、17番では3メートルのバーディーパットを決めて、リーダーボードを駆け上がっていった。 パーオン率86・11%と安定感は群を抜く。スコアも順位も上り調子なのに、「悪くはないと思いたいけど、悪い」と自己評価は思いのほか、低い。今季2勝目に向けても、「あまり考えずに、少しでも状態を上げられるように頑張りたい」と控えめな姿勢に終始するのは、次週以降のビッグトーナメントを見据えているからだろう。 優勝争いのど真ん中にいながら、決して楽観視しない。その先に、松山が目指す理想のゴルフがある。 PR情報
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