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【プロ野球】

大谷19号空砲 日本ハム痛恨の連敗

2016年8月21日 紙面から

6回裏2死、大谷が中越えの19号ソロ本塁打を放つ=札幌ドームで(小川正成撮影)

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◇ソフトバンク3−2日本ハム

 大事な首位攻防3連戦に、日本ハムは連敗。2戦目は痛恨の逆転負けを喫した。一時勝ち越しとなる大谷の豪快アーチも、終わってみれば空砲に。「回も回だったので、あれで決まってくれればと思った」。悔しさをのみ込み、静かに振り返った。

 同点の6回。大谷ならではの高い技術とパワーでスタンドに運んだ。千賀の内角低めのスライダーにしぶとく食らいついた。低いライナー性の弾道で中堅右に突き刺す19号ソロ。二塁を回り、ベンチへ向かってガッツポーズを繰り返した。初の20本塁打に王手をかけた一発。「いい感じで打てました」。しかし8回に逆転を許し、勝利の一打とはならなかった。

 8月は全試合に野手として出場し、打率3割1分3厘、6本塁打。「好調でもないと思う。もっと工夫して打席に立たないと」と謙虚に振り返る二刀流だが、打撃練習では引っ張りにかからないように左翼ポール際を狙って打撃練習をするなど、工夫を施す姿勢が結果につながっている。

 21日に勝てなければ自力優勝の可能性が消滅。ソフトバンクに優勝マジックが点灯してしまう。「絶対取らないといけない。なんとか打って勝ちたい」。まだまだあきらめない。タカ投手陣を意気消沈させる一撃を放ち、優勝争いに踏みとどまる。 (水足丈夫)

 

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