スポーツ庁長官 大会終了後に支援競技を検討し直す

スポーツ庁長官 大会終了後に支援競技を検討し直す
リオデジャネイロオリンピックを視察しているスポーツ庁の鈴木大地長官がNHKのインタビューに応じ、今回の結果を踏まえて、大会終了後に、国が重点的に支援する競技を検討し直す考えを示しました。
ソウルオリンピック、競泳男子100メートル背泳ぎの金メダリストで、スポーツ庁の鈴木長官はリオデジャネイロ大会を視察中の20日、NHKのインタビューに応じました。
この中で、鈴木長官は前日までに日本の金メダル獲得数が12個で、アメリカやイギリスなどに続いて6位、メダルの合計では、すでに前回のロンドン大会を上回る41個になったことについて、「私が『御四家』と呼んでいる柔道、レスリング、体操、そして競泳で順調にメダルを獲得したほか、カヌーやテニスなど、獲得がこれまでなかったり、久しぶりだったりする競技がよく頑張ってくれた」と評価しました。

ただ一方で、JOC=日本オリンピック委員会が掲げる「東京大会での金メダル獲得数で世界3位」という目標を達成するためには、今回を大きく上回る活躍が必要という認識を示しました。
そして、今後の国の支援について、「一度リセットして、メダルの可能性が高い競技やもう少しでメダルに手が届きそうな競技を重点的に強化していくことが大切だ」と述べ、今回の結果を踏まえて、大会終了後に重点的に支援する競技を検討し直す考えを示しました。