里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
猫がまた来た。いつものあのふてぶてしいヤツだ。
雨の合間に、湿ったブロックの上が涼しいのか?昨日はずっといました。
以前、ご紹介させていただいたように、わたしの家は田舎にあって、生活そのものが、意識せずとも里山生活と言えるものです。
たくさんの動物や昆虫が訪れてくれて、楽しいのですが…雪が降れば陸の孤島、雨が降れば土砂災害の心配、森や原っぱは、人の手が入らず、 どんどん荒れて行っています。
わたしの師匠、内田樹さんがこんなことを書いてらっしゃいました。
(勝手に心の師匠と、わたしが決めているだけで、師匠はわたしのことは知りません^_^。)
「日本から農家や林業、漁業が失われ、みんなサラリーマンになった。政治のあり方もひとつの国というより、ひとつの企業のような様相で、税金や年金を投資の材料にしている。
国民=サラリーマンは得をすれば称賛し、損をすれば責任者を探す、会社の論理で生きている。
人口の減少、類を見ない高齢化の中で、いつまでも、経済成長という幻影に踊らされているからだ。
これからも経済成長を目指すなら、その方策のひとつに、里山を生活不能のものに追い込んで、人口を都市に集中させるということがある。
道路のようなインフラも郵便のようなサービスも必要なくなり、里山の人間がやってきた物々交換や、助けあって自分たちでないものを作ったり、ご近所のお世話をしたり…そんなことも経済活動に飲み込まれ、GDPの計算に含まれるようになるだろう。そして、その政府の思惑は着実に進んでいる。」
もちろん師匠は、そのことに反対しており、批判しているのですが、わたしの要約が下手なので、興味を持たれた方は是非こちらを読んでみてください。
わたしが師匠を師匠と呼ぶのは「ちゃんとした大人」だと、思うからです。
わたしの「ちゃんとした大人」とは、自分で考え、自分の言葉にし、行動し、責任を取る覚悟を持つ人のこと。
わたしは立派でなくて良いから、ちゃんとした大人になりたい。
昨日、リチャードギアさんのブログで、恩送りということを教えていただきました。
(リチャードギアさん、勝手にリンクさせていただきました。問題があれば直ぐ削除します。)
リチャードギアさんもちゃんとした大人なんだと感じます。
先々日のブログで、わたしは良くモノを貰うことを書きました。
もちろん、お返しは自分なりにするのですが、(筍とか、自分で作った箒とか、壁の修理とか…^_^。)到底貰っている分には及びません。
でも、恩を受けた方だけではなく、それ以外の方にも出来ることは、返して行こうと思っています。
お隣さんは、わたしに「こんな若い方が直ぐ隣りにいる。それだけで心強いんですよ(笑)。」と、言ってくださる。
ここにも、ちゃんとした大人がいる…。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。