テント日誌8月19日(金)

テント日誌8月19日(金)

経産省前テントひろば1805日

世間はまでお盆休みの余韻が残っている(8月18日の事)

朝方まで降っていた雨が止んだのでほっとして出かけた。
今朝は嬉しいことがあった。
電車の中で中年の女性が降りる間際に声をかけてきた。
彼女がつけていた「アベ政治を許さない」のタグを示して頑張りましょうねと
言ってくれたのだ。
私のバックに同じものを見てのことだったようだ。
共通の思いを持つ人に瞬間だけどあえて良かった。

チラシを頂いて良いですかと来てくれた女性もアベ政治に腹を立てていた。
そして都知事選の結果にも…
投票に行かないで文句だけ言う人がいると嘆いていた。
結局政治に無関心な人が多すぎるのですね。

Oさんが来て今日は雷雨の予報だという。
その前触れかひどく蒸し暑かった。
一時過ぎ予報通りに雷鳴がして土砂降りとなる。
そんな中Mさんがお菓子と鳥のえさを持ってやって来た。
少し小降りになったときヨーカンさんも来てくれた。
雨は断続的に強く降り続いたので仕方なくテントの中で雑談して過ごす。
テントの行く末、新座のデモのこと、美浜原発のパブコメについてなどなど
3時過ぎてやっとまた小降りになったのでSさん・Hさん・M子さんを残してテント を去った。(I・K)

盛り上がる毎週金曜日の経産省前抗議行動
空気が澄んでいるせいか日差しが強く感じられ暑い。まさに残暑って感じだ。
そんな中テント前のプラタナスが剪定されてしまった。茂った葉が日陰を作ってくれて助かっていたのに残念。

事務所では支援してくれた人たちへ文書を送る作業をしていたが、私はテントでの応対などをしていた。

午後韓国のTVKBS?)が国民大学の先生を連れて取材に来た。
Hさんと私が対応した。
原発に反対するため来ていること、電気は足りているのに安倍政権は原発推進しようとしている。
安倍は原発を輸出したいからではないか。
私たちは全原発を廃炉にすることを望んでいるなど話し、テントの状況などを説明した。
彼らは福島に行く前に寄ったそうだ。
Hさんが「原発を止めるアジアの人々」を示して古里原発を止めてすごいと言う と、廃炉にしたがまた新しい原発を作ろうとしていると聞いて驚いた。

5時からの経産省前抗議行動は希望の牧場の吉沢さんも参加して盛り上がっていた。インドのクマールさんとアメリカから来た女性がバッジを買い写真を撮って行った。
彼女の生徒が「原発を止めるアジアの人々」の英訳をしているところだがなかなか進まないと言っていた。
双葉町のKさんは台風で福島原発がどうなっているのかと心配していた。
海に放射能が流れ出してしまったら大変です。
本当に世界中から原発をなくさないといけないと思う。

しばらくぶりに来た方などテントがあって良かったと言ってくれる。
夜総がかり行動もあったが、私はあとをお願いしてテントを離れた。(IK)

いつの間か台風がという季節になった…

季節感をなくして生活していると思うことがあった。いつごろのことだったろうか。テントができてから季節感がよみがえってきた。季節について人々が持ってきた心くばりや情感のようなものにこころが向いた。僕にとってはテントがもたらしてくれた恩恵の一つだが、芭蕉や俳句のことを読み直したりするようになった。下手なままの俳句はなかなかできないが、神保町の古本屋街に足を延ばしてはその類の本に自然に目がいくようになった。

台風といえば、かつては9月のものだと思っていた。野分といういい言葉があるようにそれはもっと風情のあるものだった。しかし、近年は夏の早い時期から出てきて、これはと思っていたのだが、今年はちょっと違った気もしたのだが。でも、まだ8月も下旬で台風が次から次とやってくるのは異変なのだろうか。台風のもたらす被害というか、その面ばかりが目について風情どころじゃあるまいというのが、最近なのだが。テントの天敵はなによりも強風であるから、この面でも台風はごめんこうむりたいものである。

オリンピックなどもあって賑やかというか、騒がしい巷の動きだった。そんな中でテントは1800日を経て次に向かっている。多くの人から賛辞や心配などいろいろのコメントをいただいた。うれしいもので、このテント日誌の読者のみなさんと共有できたらと思った。緊張ならざる緊張がいつも流れているテントではあるが、いつかテントはここに深く根をおろしてしまったように思う。

これは僕らの予想を超えたものである。テントは僕らの意志が生み出したものだが、それは僕らの意志を超えて存続しているのだ。テントが産みだし続けているものはあるわけだ。僕らの意思表示でできたテントだが、この意思表示としてテントは何かを産みだし自己発展している。テントに意志なんかと思うかもしれないが、そうではない。テントは共同(公的)なものとして脱原発を産みだすための個々の意志の集合だったのだが、それは共同(公的)なものなっている。存続することで見えない力が生まれ、そうした存在になっている。

1800日というのは単なる時間ではない何かが生まれ、育ってきているものなのだ。脱原発、原発はいらないという意志が、共同の意志としてあらわれ、原発を再稼働し、存続させることが<共同意志>であるという擬制的な存在(官僚や政府)に対峙するその現れとしてのテントはその姿を、共同の意志として不断に発展させてきているのだ。

テントは生き物だ。生物的な生き物ではないが、精神の生き物であり、形は見えないが生き生きと発展しているのだ。

 経産省や国側が原発再稼働や原発保持を公的(共同的なこと)とすることに、あたかも公的な要求の実現であるように出てくることに、テントは異議申し立てをし、再稼働や原発保持に反対することが公的(共同的)なことだと主張しでてきたが、こちらの方が公的なことだというのが大きく成長してきた。確かに僕等は原発をめぐる主張はなぜこんな対立や、矛盾として現象しているのか。それを自問してきた。

(なぜ、脱原発という国民の声は実現しないのかということである。この声に反する原発再稼働や原発存続が政府や官僚によって進められるのはなぜかということだ。沖縄での基地移設に反対する地域住民の声が実現しないでこれに反する動きが政府や官僚で進めることがなぜに出てくるのか、ということ同じだ)。

これは日本における公的(共同的)な存在としてある官僚や国が公的なものではなく、擬制的なものに過ぎないのに、あたかも公的なもののようにあるからだ。脱原発や辺野古基地移転反対が国民の意志であるのに、反対のことを公的なこと、国民の意志のように出してくるのはなぜか。彼らが依拠する隠された公的な基盤が彼らにはあるからだ。憲法を例にすれば、表面的には彼らは日本国憲法(法)に裏づけられた存在であり、その意味で彼らは公僕であり、それに基盤づけられた存在である。

彼らはその表の法を建前としながら、それとは別の裏の法を持ち、それに依存し、行動する。沖縄の基地についてなら、憲法とは別の論理である安保法や行政協定でもって出てくる。原発だったら、日米原子力協定も含めた裏の法が働く。

これを支えているのは国民主権として法ではなく、これとは別の国家主権としての法だという思想がある。この裏の法を持ち、法は統治の手段であるという思想があるのだが、これは憲法という存在に反する非民主的なものだ。日本の権力(政府や官僚)は表向き憲法によって存在しながら、裏の法や論理で政治的な行為をなし得る矛盾的な存在である。国民の声を無視して、国民の名において原発再稼働や基地の保持ができるのは、彼らが矛盾的で特殊な権力構造にあるからだ。

これとどう闘い、道を開いて行くのだという自問をし、解決の道をみいだすことは困難であると思える。ときには絶望的な思いにさせられる。だが、問題の所在が分かれば、解決の道は見えてくる。問題の所在を発見できることが、その端緒であり、希望なのだ。この矛盾的な権力のありよう、あるいは公的なもののありようは弱点でもあり、弱さでもある。日本の政府や官僚が民主的な存在ではなく、その上に公的な世界を作り得ていないことは、日本の政府や官僚の強権的・専制的な存在と強さのようにでてくるが、それは弱さでもある。問題の所在さえ見えれば、その弱さを発見し、闘う道は見いだせる。

それは自由や民主主義を実現できる道を見出し、その道を開いて行く、出発なのだ。自由や民主主義とは人々の意志が公的なものになっていくことであり、脱原発や反原発の意志が、沖縄での地域住民の声が公的なものになっていくようなことだが、それは自他が啓発されなければいけないという類のことではない。啓蒙さるべき対象ではない。その段階ではもはやないというべきだ。

その実現が阻まれている構造(問題の所在)が見出され、そこからその実現の道が見出されなければならないことだ。沖縄の運動で自己決定という言葉が、生まれたように、国民の意志が出発であり、国民が主権であるという自由で民主主義の声が擬制的な日本政治権力(政府や官僚)と対峙し、公的(共同的)なものに育っことだ。憲法(民主的)なものが個々的な国民の実存からうまれ、公的なもの成長することで現在の憲法に精神(憲法精神)が吹き込み、魂をもたらすことだ。

僕らの前にある公的存在(官僚や政府)は名目的にはそうした存在(憲法によってできている存在―公僕)である。しかし、この公的な存在は擬制的なものである。それは憲法が擬制的あるからではない。憲法とは別の法体系を持ち、それで実際はうごいている存在だからだ。憲法を表の法体系とすれば、裏の法体系があるからだ。これは、日本の憲法(国家の構成原理)が、官僚や政府を従わせる実体を欠いているからである。国民の声や力が憲法を裏づけていないからだ。

国民主権は憲法の条文や個々の国民の意識の中にあるが、公的な存在であるといわれる官僚や政府にはない。国民の意識としてある自由や民主制(現存感覚)を公的な存在に高める運動もまだほう芽的だ。しかし、日本の権力とその歴史を背負った存在と本格的に闘える運動が出てきている。僕は日本で国家権力と闘うとはどういうことが長年にわたって探索してきた。その問題の所在を発見し、高める契機をテントは与えてくれた。

テント前に座りながら、僕らは問題の所在は見えてきたことを確信している。だから、この長い射程を持った闘いの先も見通せる。これが持久戦と語ってきた僕らの中身だ。原発再稼働や原発保存を具体的に阻止して行く過程のなかで、非民主的で国民的基盤を持たない現在の公的世界を変えていく、真の公的なものを実現していく。それが内包された闘いだ。そうである限りどんなに小さくみえようとその闘いは続くし、やがては広がりを持つ。そう確信してよいのだ。

長い射程を持った持久の闘いは権力(公的世界)を不断に変えていく過程でもある。自由や民主主義は、それによる公的世界の変革は、長い射程をもった闘いの中で実現して行くものだ。永続的な展開として実現していくものだ。そんな一つの表現であるテントは形態をかえたにしても続いていくだろうし、1800日を記憶として保存しつつあり続ける。これを内包した存在として、一日一日を歩んでいくのである。昨日も、そして明日も(三上治)。

8/26(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」
8/26(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 

脱原発9・11怒りのフェスティバル 主催:経産省前テントひろば

【案内】脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~
9月11日(日)15時~19時過ぎ、経産省前テントひろば

脱原発!再稼働反対を掲げた経産省前テントは設立から1790日を超えた。しかし、今だ10万人の人々が避難生活を余儀なくされ、小児甲状腺がんは170人を超えた。汚染水はダダ漏れ、フクイチ事故の原因究明もされていない。

被害はかくも深甚深刻多数にも関わらず、司法は東電経営陣を始めとする加害者の特定と責任追及をしようとしない。政府は自らの責任をほおかぶりし、被害(避難)者の住宅補助打ち切り、帰還強要で事故を無きものとし、原発の輸出と再稼働を強行している。

728日最高裁小法廷は、上告に対する棄却決定を行ったが、私たちは、いささかもたじろがず、粛々とテントを守り、脱原発の旗を高く掲げて闘い続けることを既に表明している。
大義は我々にある。脱原発の国内外世論に支えられた我々は圧倒的な多数派だ。
そこで私たちは、テント設立5周年の911日、経産省を包囲する、脱原発怒りのフェスティバル行うことにした。場所は経産省を包囲する一帯だ。
歌あり、踊りあり、演奏あり、スピーチありの楽しいお祭りです。経産省包囲ヒューマンチェーンも行う。是非お集まりください。

脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~
2016911日(日)
主催:経産省前テントひろば
会場:経済産業省周囲一帯
経産省本館正門前周辺
経産省別館資源エネルギー庁前周辺
15:00 歌・音楽演奏
17:00 かんしょ踊り
17:30 スピーチ(各界より)
経産省周囲一帯
18:45 経産省包囲ヒューマンェーン・1回目
18:55 経産省包囲ヒューマンェーン・2回目
19:00 主催者あいさつ(経産省前テントひろば)
14時から川柳句会もあります
〈交通アクセス〉
東京メトロ 丸ノ内線・千代田線・日比谷線「霞ケ関」駅
A12A11a(エレベーターあり)出口
銀座線「虎ノ門」駅7番出口
都営三田線「内幸町」駅日比谷寄りA7出口
カンパ宛先)
口座名義: 「経産省前テントひろば」
郵便振替 振替口座:00160-3-267170
郵便局備え付けの用紙を利用する場合は、通信欄に「闘争強化資金カンパ」とご記入下さい。
銀行振込 ゆうちょ銀行 店名:00 普通預金口座:5289163

(経産省前テントひろば 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 電話:070-6473-1947

テント日誌8月17日(水)

テント日誌8月17日(水

経産省前テントひろば1803

リオオリンピックももう後半だけれど

テレビはオリンピックで花盛りだ。スポーツは嫌いでないからついついみてしまう。でも同じ場面を何度もみるのはいささか食傷気味だ。こういってすまされるのがいいところかと思う。8月は戦没者の慰霊の行事がある。この時期になると論壇などでは一斉に戦争に関する論評がでてくる。時評のような仕事をやっていたことがあってこういう儀式めいたことはと思ったことがあるが、今はこのことの重要性を認識している。戦争ができる国へという動きの中で、戦争のことが年中論じられるようになってきていてそう思う。そいえば、確か清水幾太郎が『核の選択』という論文を発表して、物議を醸し出したのもこのころだったように思う。安倍首相がアメリカのオバマ大統領が検討しているとされる「核の先制不使用」に懸念を表明したと伝えられる。現憲法下でも核武装は否定されていないと言明してきたのは岸信介であったが、あしき遺伝を受け継ぐことを国民は懸念している。国民は安倍の戦争観を懸念し、不安視している。

暑い盛りのテントには招かざる客もやってくる。テントにはいろいろの人が訪問してくれる。千客万来である。その一端はテント日誌でも伝えられているが、テントが公的で開かれた存在であることを示している。テントの背後にある経産省とは大違いである。原発の再稼働に反対し、原発からの撤退を求めることが公的なことか、逆に再稼働し、原発の存続が公的かを争っているわけだが、経産省は閉じられていて、おのれの立場を公的に明らかにするという最低限のこともしない。裏で原発再稼働のシナリオを練り、進める。この日本の官僚的な権力の所業は伝統的なものだが、従って事故が起きても無責任な対応となる。こんな

馬鹿げた組織から、テントの撤去の通告を受けている。公共の福祉(利益)のためである。どちらが公的な所業をやっているのか。僕らにはそれは明確だ。僕らは国民の声をしっかりと受け止め暑さを凌ぐように闘い抜くだけだ。(三上治)

8月19日(金)電源開発本社前 スタンディングデモ12時~13時

大間原発NO!場所:東銀座駅(銀座東武ホテル前)

主催:大間原発反対関東の会 080-6616-9604(玉中)

8/19(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」
8/19(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月26日も]

8月19日(金)は総がかり行動の日

戦争法廃止、改憲許さない、8・19国会議事堂前集会 18時30分~

場所:議員会館前・国会図書館前

8月20日(土)~8月21日(日)「福島忘れない!全国シンポ」

「シンポジウム」:20日13時~21時 福島グリーンパレス 講演「全町避難の浪江町は」他 現地視察:21日7時(ホテル前集合)問合せ:090-5497-4222

脱原発9・11怒りのフェスティバル 主催:経産省前テントひろば

【案内】脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~
9月11日(日)15時~19時過ぎ、経産省前テントひろば
脱原発!再稼働反対を掲げた経産省前テントは設立から1790日を超えた。しかし、今だ10万人の人々が避難生活を余儀なくされ、小児甲状腺がんは170人を超えた。汚染水はダダ漏れ、フクイチ事故の原因究明もされていない。
被害はかくも深甚深刻多数にも関わらず、司法は東電経営陣を始めとする加害者の特定と責任追及をしようとしない。政府は自らの責任をほおかぶりし、被害(避難)者の住宅補助打ち切り、帰還強要で事故を無きものとし、原発の輸出と再稼働を強行している。
7月28日最高裁小法廷は、上告に対する棄却決定を行ったが、私たちは、いささかもたじろがず、粛々とテントを守り、脱原発の旗を高く掲げて闘い続けることを既に表明している。
大義は我々にある。脱原発の国内外世論に支えられた我々は圧倒的な多数派だ。
そこで私たちは、テント設立5周年の9月11日、経産省を包囲する、脱原発怒りのフェスティバル行うことにした。場所は経産省を包囲する一帯だ。
歌あり、踊りあり、演奏あり、スピーチありの楽しいお祭りです。経産省包囲ヒューマンチェーンも行う。是非お集まりください。

脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~
2016年9月11日(日)
主催:経産省前テントひろば
会場:経済産業省周囲一帯

経産省本館正門前周辺
経産省別館資源エネルギー庁前周辺
15:00 歌・音楽演奏
17:00 かんしょ踊り
17:30 スピーチ(各界より)
経産省周囲一帯
18:45 経産省包囲ヒューマンェーン・1回目
18:55 経産省包囲ヒューマンェーン・2回目
19:00 主催者あいさつ(経産省前テントひろば)

〈交通アクセス〉
東京メトロ 丸ノ内線・千代田線・日比谷線「霞ケ関」駅
A12、A11a(エレベーターあり)出口
銀座線「虎ノ門」駅7番出口
都営三田線「内幸町」駅日比谷寄りA7出口
カンパ宛先)
口座名義: 「経産省前テントひろば」
郵便振替 振替口座:00160-3-267170
郵便局備え付けの用紙を利用する場合は、通信欄に「闘争強化資金カンパ」とご記入下さい。
銀行振込 ゆうちょ銀行 店名:00八 普通預金口座:5289163


(経産省前テントひろば 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 電話:070-6473-1947 )

 
 
 

テント日誌8月14日(日)

テント日誌8月14日(日)

経産省前テントひろば1800日

にぎやかなテント設立1800日目
「テントを撤去せよ!」街宣予告があったので少し緊張して出かけて行った。
泊り明けの乱さん・Sさんも残って待機。A子さんは何も知らずに座りに来てくれた。早めに昼食をとっていたらTさんが手作りのヘルシーなサラダを差し入れてくれた。とても美味しかった。

昼近くだんだん人が集まってきて一時少しすぎに彼らがやって来たころは数十人になっていただろうか。カウンターの人が来て音楽や騒音(?)を鳴らし、警察が彼らをテントに近づけないようにしたので小競り合いもあった。
車でテントに寄ってくる輩もいたが、警察が防いでくれた。
鳩も雀もさぞびっくりしただろう!

2時過ぎ少し静かになったと思ったら彼らは日比谷公園で総括していたそうだ。
騒ぎの中、乱さんによる川柳の席題が出たので考えながら座っていた。
3時半ごろやっと落ち着いたのでA子さんと投句だけして帰途に着く。
国会通りにセミの亡骸が落ちていたのでそっと藪に帰してやった
短い命鳴きつくしたのだろう!
帰り道にツクツクぼうしの声を聞き秋の訪れを感じた。
テント1800日を思う。(I・K)

川柳会報告
14日(日)いつもより遅い午後15時よりテントを守れ!脱原発川柳句会が開催されました。
脱原発テントに反対する勢力による襲来があったためです。
投句の締が16時半、講評は17時からの開始となりました。
お盆らしく大変暑い日でしたが、夕方からは雲や風も出てきて気温もぐっと下がりました。

選者は乱鬼龍氏、席題は「テント1800日」「構想(イメージ・デザイン)」
参加者は6名でした。
入選句は以下の通りです。

「テント1800日」
特選
1800日で民意が発芽する - 草地
秀句
一年生六年生になっている - のら
幾千のささえを受けてつづいた日 - 乾草
「脱原発」降ろせる日をば1800日 - 一九
風雪に耐えたテントの1800日 - 怪猫
1800日千客万来対話の場 - 芒野

「構想(イメージ・デザイン)」
特選
権力がぐっとくるよな構想を - 芒野
秀句
伝えよう原発ダメな百のわけ - 乾草
しぼり出せ戦争で死ぬ人のいない世の中を - のら
未来を作るのは省庁かテントか - 一九
再エネの構想なくても脱原発 - 怪猫
撤去後も句会はここでひねりたい - 草地

入選者へは乱鬼龍氏の川柳が書かれた団扇や「3.11から5年 おテント様が見ている」DVD等が贈呈されました。

和やかな川柳句会の披講や歓談の後、またもや招かれざる客がテントに襲来。
2時間近くテント前の交差点で大騒ぎをしていきました。

次回のテントを守れ!脱原発川柳句会は9月11日(日)14時頃からの開催です。9月11日に行われるテントひろばのイベントやテントの状況に合わせ、柔軟な態 勢で開催いたします。
お時間のある方はご参加ください。(S・K)

招かざる客はいつまでも
日曜夜も昼の招かれざる客来襲のお蔭で沢山の人がテントを囲んでいる。
夕刻にも「客」が来て私たちの座り込みを妨害する。
沢山のテント支援者が彼らを追う。
シャツを破られたMさんは憤りを抱いていた。

幸い、夜は気候も人間も穏やかに静まり、心地よいテント。
テントの中でも外でも楽しく歓談が続いた。
第1テントでは、「50年以上にわたる現在の地震学(活断層理論、プレートテクトニクス理論、アスペリティ理論)」を否定する地震爆発説をひとしきり議論したあと、人間の罪深さについての真面目な議論。

20億年の地球の生物の歴史で、新しく全体を支配する人類。
原発で放射能を地球中にまきちらして沢山の命を奪い続け、戦争で沢山の人と生物を殺し続ける愚かな人類。道具だけはどんどん高性能になるが、それを制御できないで地球を汚し続け多様な生き物を殺し続けている。
国会正門からの方たちも合流して、高江と伊方の闘いの情報交換。
理で勝っているのに、安倍政権の力づくに押さえられているが、負けてはいられない。
泊人数も満たされ、爽やかな夏の夜がふけていった。
(K.M)

8月19日(金)電源開発本社前 スタンディングデモ12時~13時

大間原発NO!場所:東銀座駅(銀座東武ホテル前)

主催:大間原発反対関東の会 080-6616-9604(玉中)

8/19(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」
8/19(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月26日も]

8月19日(金)は総がかり行動の日

戦争法廃止、改憲許さない、8・19国会議事堂前集会 18時30分~

場所:議員会館前・国会図書館前

8月20日(土)~8月21日(日)「福島忘れない!全国シンポ」

シンポジウム」:20日13時~21時 福島グリーンパレス 講演「全町避難の浪江町は」他 現地視察:21日7時(ホテル前集合)問合せ:090-5497-4222

脱原発9・11怒りのフェスティバル 主催:経産省前テントひろば

時間15時~19時 経産省本館正門前及び周辺 経産省包囲行動などあり

14時から川柳句会もあり。

テント日誌8月12日(金)

テント日誌8月12日(金)

経産省前テントひろば1797日

暑いと言って闘いを休止はできない

鬼灯のひっそりいろづくテントかな」。テントの背後には青々とした木々が生い茂っている。冬の寒々とした裸木から濃い緑の樹木に移り行く様は僕らのこころを和めてくれる。また、テント前の鉢の小花も可憐でこころを慰めてくれる。第二テントのHさんがいつも世話をしてくれるのだが、僕はよく眺めている。それでというわけではないのだが、いつの間にか、テントへの通い路で小花や草木にも目をやるようになった。人間は花や植物のことをどんな風に考えてきたのだろうか、と思いながらテントに通ってきている。テントも1800日を数える日が近づいている。何の変哲もない日々に見えるテントだが、そこではいつも何がしかのことがある。

今日、8月12日は四国電力が伊方原発3号機を再稼働させた。あらためて、いうまでもなく、事故、とりわけ地震や津波の危険が指摘され、万一の事故の際の住民避難の方策も不備なままの再稼働である。東日本大震災後の新たな原発の規制基準の下での再稼働としては川内原発、高浜原発に続く三カ所目であると言われている。高浜原発は大津地裁の運転差し止め仮処分決定で停止中である。川内原発も秋から定期検査のために停止するし、その後の稼働はすんなりいくかどうかは不明である。以前のように鹿児島県知事が同意するか、どうかはわからないからである。(新知事の三反園氏は川内原発の再稼働に疑念を持っている、これまでの再稼働のやり方には反対している)。政府や電力業界は再稼働している原発の存在を人々に示して置きたいのだろうが、彼らが描くシナリオ通りにことが運ばないのは明らかだ。政府や官僚たちは原発の推進について焦っていると新聞にでていたが、これが実状だろう。

世耕経産大臣は地元の合意を得られて再稼働にいたったことやエネルギー構成のバランスという視点でも原発の再稼働は望ましいことだと談話を発していた。が、ここでは一番肝心な何故、原発を再稼働させるのかについては何も述べていない。福島原発事故は原発の存在や存続についての僕らに考えることを促した。原発を創設した時やそれを稼働させてきた以前の時期には考えずに済ませられたことが事故は許さなくしたのだ。それほどの衝撃を事故は人々にもたらした。原発事故とはそういうことなのだ。

原発が民間企業たる電力会社の事業でありながら、それは国策としてあった。だから、その存続について国家的、政治的見地からの考えをはっきりさせることが促された。それは現在も続いてある。これは特に政府や官僚に要請されてきたことだ。政府はとりわけ、安倍政権以降の保守政権はそれを避け、その議論から身を隠してきた。国民的な議論になることを回避し、官僚と電力業界で再稼働―原発存続のシナリオを描き、秘密裏に(誰がどこでどのようにことを決めているのかを隠し)ことを進めてきた。政府は原発行政がかつては原発官僚(原発ムラ)のシナリオに盲目的にハンコを押してきただけで、という石破茂の語った状態を少しも変えてはいない。こうした政府や官僚のあり方を反省して原発=即ゼロという考えを打ち出した小泉元首相は例外としてあるにしても。国民的な議論の中で、原発の是非をという最低限の問題解決の方法を拒否してきたのは政府・官僚だが、世耕大臣の談話は改めてそれを実感させた。大事なことは何も触れてはいない。政府や官僚たちは物事を真正面に考えずに、時の流れや自然の流れの中でなるようにしかならない、という日本的な問題処理の方法に身を委ねているのか。それが権力の側を利する解決方法だという日本的なあり方を期待しているのか。物事を真正面から考えることを要求する抵抗は現在では根強くあるのだ。甘くみなさんな、とでも言っておきたいところだ。

敗戦濃厚な戦争をただ続けるだけでより悲惨な戦争への道をひた走った日本の政治というか、国家のありかたを原発問題の推移を見るたびにいつも思う。そうした類推の中で考えている。原発をもう存続すべきではない、それは今度事故に遭遇すれば福島の二の舞、三の舞を超えた事態になることは誰も知っている。それなのに、なぜ、原発は存続するのか。あるいは止められないのか。これは戦争を推進していた日本の権力構造に、原発を推進している権力構造に秘密があるのだと思う。そこにある種の共通性があるのだ。連続する構造があるのだ。

これをどうしたらいいのか、僕らが反対闘争をやりながら考えあぐねているとことでもある。なかなか、糸口というか、問題の所在さえつかめないのが現状である。事故が起こってからの反省では遅い。そうさせないための最低限の事が、原発の存続について、その存続の必然性、あるいは廃止の必然性の議論である。原発の存続の是非が公的なことなら、公的なことの最小限のことだ。このことは原発を推進する責任のある部署、つまりは政治権力(政府や官僚)からまず出てくるほかない。彼らが逃げ回り、背後で原発推進の理由や根拠を示さずに、ことを決めて行くのでは埒があかないのである。政府や官僚が公的な存在であり、原発の存続の主体であったし、それに責任のある存在だからだ。あるいは原発の独占的に支配しているのはかれらだからだ。

戦争なら軍の秘密と反対派の排除が、秘密裏にことを進める日本の権力構造と相まって戦争を止める道を困難にしていた。敗北を知り、無謀な戦争の継続に対して敗北を闘いその悲惨さを人々(後世の人も含めて)に知らしめること以外の道は知らなかった。戦艦大和にあった吉田満は彼らの姿を伝えていた。これらを読みながら戦時期にそれに反対するにはどうしたらよかったのだろうと想像することがある。暗澹たる気持ちに誘われる。日本の政治権力の歴史的な連続構造を現下でも見ているという時にその気分は続く。

だが、現在は原発推進には反対の声をあげるグループや人々の存在がいる。それは公的な存在としてある。そこは戦争の存続と原発の存続がいくらかは違うところだし、希望としてあるところだ。戦争期の抵抗と原発存続や再稼働について抵抗の違いである。原発存続は圧倒的な国民が反対し、疑念を持っていることが希望であり、戦争期の問題とは違った条件だ。簡単に国民は政府の言辞に騙されも、説得もされないだろう。選挙の勝ち負けとは違うことだ。政府や官僚たちが国民の前に原発推進や再稼働を主張できない弱さはあるのだ。ここを攻める方法はやさしくはないし、知恵と工夫を要する。これを僕らの行動や行動形態の中で実現していかなくてはならない。でも可能性のあるところだ。一つや二つの再稼働でも事故が起こることに心配はある。この心配が現実にならぬことを祈るだけだが、政治的には再稼働など恐れないでやっていける基盤はある。再稼働は原発存続の力になんかなっていないのである。(三上治)

8/19(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」

8/19(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月26日も]

8月19日(金)は総がかり行動の日

戦争法廃止、改憲許さない、8・19国会議事堂前集会 18時30分~

場所:議員会館前・国会図書館前

テント日誌8月11日(祝)

テント日誌8月11日(祝)

経産省前テントひろば1796日

今日は今年から始まった山の日とやらの祭日
毎日が日曜日の身にはピンとこない。
まだ私と同じ思いの人が多いのにほっとした。
午前中は曇りがちで涼しい風が吹き過ごしやすかった。
テントを心配して川柳のKさん・自転車のお二人もまた寄って下さった。
伊方の抗議行動に行っている人からテントの無事を訪ねる電話もいくつかあった そうだ。

午後も次々と訪ねてくれる人がいて嬉しい。
通りがかりに何もできないけれどとカンパしてくれた人もいる。
午後日が差してきて暑くなってきたが、Oさんが日比谷公園から汲んできた水を 撒いてくれて涼しくなる。
何度も水汲みに行ってくれて感謝です。

明日伊方原発が再稼働されるというので怒りの声もわく。
原発は安全ではない・電気は足りてる・安くないという声は届かないのだろうか?
人間の生活の在り方を考え直す時ではないかとの意見も出る。

テントの周りには相変わらず餌を求めて鳩が押し寄せていた。
何故か雀は少なくなったようだ。
足の悪い鳩のことが気になるが、幸い彼女(?)にも寄り添うパートナーが出来
たようで少し安心した。
人が多くなったので私は安心してテントを離れた。(I・K)

伊方現地からのお知らせ

伊方原発再稼働いよいよ12日の金曜日の朝9時強行とNHKもが報道したようですが、「脱原発を目指せ」講演会が今夜18時から大洲市総合福祉センターで開かれました。

①地質学の権威、小松正幸愛媛大学名誉教授「伊予灘構造線の再検討、熊本地震との関連は?」
http://twitcasting.tv/showering00/movie/295691744

②木村真三獨協医科大学准教授「チェルノブイリ30年 福島5年 原発事故がもたらしたもの」
http://twitcasting.tv/showering00/movie/295715412

私は頭から用語にもついていけなくなり、わからない事が多すぎだったのですが「四電などの前提を覆すような衝撃的な内容だった」と評した小倉さんから後ほどオグキャス録画に加えて解説が(但し、数日来の準備から明日、明後日も大役ありますので、一段落してからじっくりと)あると思います。

八木さんからのメッセージ

八木です。
四電は明後日、8月12日に3号機再起動を表明していましたが、上記のように8月日午前9時に制御棒を抜いて核分裂を開始させると発表しました。
8月12日、早朝から最大限ゲート前にお集まりください。私たちは午前6時からの行動開始を予定していますが、当初は午前10時頃に全体集会を想定していました。しかし最大限の声と力を結集しなければならないのは、午前9時前です。それ故、予定を早めての結集をお願いします。9時前にはゲート前を埋め尽くしましょう

8月9日の規制委院内ヒアリング集会報告 木村(雅)
【報告】規制委院内ヒアリング集会「本当に伊方原発3号機を稼働するの?」
~伊方原発を動かしてはいけない!~
~日程優先・基準地震動過小評価の原子力規制委員会~

 71年前に長崎にプルトニウム爆弾が落とされた日、東京参議院議員会館の会議室で再稼働阻止全国ネットワークが山崎久隆さんとともに、原子力規制庁を迎えて院内ヒアリング集会を持った。参加は、規制庁側が5人、こちらが45人。2時間の予定だったが会場からの抗議の声が続いて盛り上がり、結局2時間半を超える集会になった。
原子力規制委員会院内ヒアリング
日時:2016年8月9日(火)14:00~16:00
場所:参議院議員会館地下1階B107会議室
要請:再稼働阻止全国ネットワーク
紹介:参議院議員 福島みずほ議員事務所
追求:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、再稼働阻止全国ネットワーク、他
質問項目:
「1」 伊方原発3号機の再稼働を目前にして
0 審査の推移
1 7月17日の一次冷却水ポンプ事故について
2 重大事故対策について
3 保安規定違反について
4 PWRの過酷事故対策について
5 プルサーマル発電について 
6 その他
「2」? 基準地震動の設定方法について
1 伊方原発3号機の基準地震動について
熊本大地震、地震動過小評価、レシピと近似式、地震専門家
2 島崎さんの指摘とその対応と今後の基準地震動見直しについて

 「1」では、一次冷却水ポンプの故障が起こっても、総合訓練で四電の訓練不足が露呈しても、特定重大事故等対処施設に係る非公開審査を始めたばかりでテロ対策なんてできていなくても、免震重要棟(自主設備!)ができていなくイチエフ事故対応はとてもできない状況であっても、保安規定違反が4つも発覚しても、ともかく日程優先で四電の希望通りに再稼動をさせようとしている原子力規制委員会の姿勢があきらかになった。
 「2」では、20年以上前の稼働時基準地震動を650ガルに倍増したにも拘らず、担当が、何をどのように補強したのかは確認できていないばかりか、安全裕度の食いつぶしがあることをも認めた。
また、熊本大地震で新たな知見が得られているのに原発を止めて評価をすることもせず、岡村真さん(高知大)の指摘や島崎さんの指摘を無視し、基準地震動の過小評価を厳しく指摘している長沢啓行さんの指摘に対しては訴訟係争中であるからと科学・技術者としてあるまじき口実で逃げ、「国民」が最も心配している地震に対して真面目に議論しようとしない原子力規制委員会・規制庁の姿勢が明らかになった。
 なお、長崎に水爆が落とされて71年目の日に審査で議論が避けられてきているプルサーマル発電について追及し、一方基準地震動を推定において過去の地震からの回帰式による平均で評価することの危険性を参加者が厳しく批判した。

これらの白熱議論は以下の動画で観ることができる。是非ご覧いただきたい。
IWJ:ハイライト
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/324386
(全編は会員のみ)
田中寛子さん
http://twitcasting.tv/humansystem/movie/295322767
http://twitcasting.tv/humansystem/movie/295336186

また、当日配布資料(14ページ、数ページの図)もご要望があれば送ります。

8/12(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」

8/12(金)抗議行動 17:30より17:45分まで
場所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)

8/12(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月19日、26日も]

テント日誌8月9日(火)

テント日誌8月9日(火)

経産省前テントひろば1794日

速報「原子力規制委員会院内ヒアリング集会 本当に伊方原発3号機を稼働するの? ~原子力規制委員会は再稼働を推進するな~」
8月9日、伊方原発の再稼働12日を目前にした中で、再稼働阻止全国ネットワークが山崎久隆さん(たんぽぽ舎)を迎えて参議院福島みずほ議員事務所を通して、原子力規制庁から5人の対応者に対して伊方原発再稼働の妥当性を問うた。

 伊方原発3号機の再稼働を目前にして」では、規制委の審査の手続きを確認しながら、一次冷却水ポンプ事故、重大事故対策、保安規定違反、PWR過酷事故対策、プルサーマル発電について問い詰め、再稼働スケジュール優先の規制委審査姿勢を糾弾した。

 基準地震動の設定方法について」では、基準地震動の決定方法についての長沢啓行さん(大阪府立大)の指摘には訴訟係争中であるからと答弁せず、岡村さん(高知大)の指摘には地震動の扱いの問題と満足に回答しなかった。さらに、1994年の稼働時に280ガルで設計された伊方3号炉が今回の適合性審査での基準地震動650ガルとするのは、まるで時速100kmの車を時速200kmでOKとするものではないかとの追及に対して、どういう補強で達成したのかについては立入っていないことを白状し、さらに安全裕度の食いつぶしにも言及して、結局は安全性を損ねていることが明らかになった。
 

経産省前テントひろばからは、福島からの被災者である亀屋幸子さんが福島の実情を見れば再稼働なんて考えられないことを強く訴え、規制庁職員の心を動かした。
 詳細は、IWJの動画をぜひご覧いただきたい。
大手メディアの取材が無かったのは残念だが、45名が集って厳しく糾弾する場面が沢山あり、こんな状態で伊方3号機を再稼働してはいけないということを広く強く確認できた。(K.M)

賑やかでせわしい夏の間に進められることに注視を!

僕はNHKのBS1で放送されているワールドスポーツニユースをよく見ていた。

イチローがいつ3000本安打に到達するかに一喜一憂している状態であった。

現在はオリンピック優先でこの番組がないのは寂しい。でもイチローの3000本安打達成はうれしい。彼の言葉は素敵であり、イチローでなければ語れない言葉なのだと思う。「技術は毎年変えることがある。それがうまくいくことも、いかないこともある。すごく繊細なもので。ただ、走ることや投げることは分かりやすく測ることができる。それを見た時、例えば走ることは。明らかに(今年自分が昨年に比べ)速くなってしまっているので諦めることはできない。」(8月9日『スポーツ報知』)。

打つ技術は猛烈な鍛錬の下で,打つという意識が無意識的な反応になって、意識は分からなくなるまで身体の反応を高めることであろう。技術は本人の意識としては認知できないのであり、認知できるレベルではまだ、技術になっていないというべきか。身体の反応が無意識のレベルになるまで練磨すること、これは意志的行為を超えた意志的行為だが、やはりすごい事である。知という技術も同じと考える。考え、考え、考えるということが考えるという意識を超えて持続していることなのだろう。技術の結果はその果てに現れてくるのだろうか。技術は繊細なもので、というのはとても示唆に富んだものであった。

今はリオオリンピック競技の放送のために、イチローの活躍を伝える番組はみられない。別段、オリンピック競技に苦言をしているのでも、嫌味を言っているのではない。オリンピックを僕は楽しみ、結構テレビもみているのだから。イチローに感激しているものをオリンピックの競技に見ているともいえる。ただ、お祭りらしくやってもらいたいし、あまり、国威のふり回しなどはしないで欲しいと願うだけだ。自国の選手に肩入れするのは自然であろうし、その範囲で十分である。リオオリンピックはロシアの薬害問題など嫌なこともあるが、難民の選手団が認められたことには拍手を送りたい。甲子園の高校野球もはじまる。プロ野球も盛り上がってきている。スポーツだけでも、いろいろとある夏だが、夏には夏の行事もある。戦没者の慰霊の日々も待ち受けている。戦争についての動きというか雲行きが怪しくなって来ている今、いつもと違った興味もあり、対応をしたいと思っている。段々と戦中派は消えて行くが、彼らの遺して行く言葉を受けとめたいと思う。

8月6日には天皇陛下が生前退位の気持ちをにじませた話をされた。天皇の話だからと言って特別の意識はない。生前退位も女系天皇も僕は賛成で、それに反対している面々のことが分からない。分からないというよりは天皇の権威を護持したい面々にそんなのは過ぎ去ったことで、復活することなんかないのだといいたい。天皇の権威(生き神信仰)は農耕社会の衰退と一にしているのであり、この衰退は避けがたく進むと考えている。天皇の言葉の中で、考えさせられたのは「即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましいあり方を、日々模索しつつ過ごしてきました」とあるところだ。戦後の天皇は戦前の天皇と違って政治的権限を持たない、象徴という存在だった。戦後の憲法形成過程で天皇をどう扱うかは最大の問題であったが、これにたずさわったアメリカ軍のケイディス大佐などのインタビユーによると、帝国主義的天皇は排除するということだけが明瞭であとは消去法の果てにたどりついたのが象徴天皇だった。これは明瞭な概念や理念に導かれて出て来たものではなかったのである。政治的権限を持った帝国主義的天皇、つまりは強権的君主だけは否定されていただけだったのである。

こうして生まれた象徴天皇が言葉だけはあっても内容は曖昧なままであったことは疑いない。和辻哲郎などの保守学者はこれが本来の天皇のあり方であると規定しようとし、三島由紀夫のように「文化概念としての天皇」としても曖昧なままであることは変わりがなかった。天皇が政治権限を持たないこと、それから切り離された存在であるというのが多くの人々の合意だった。(天皇のありかたについての僕のイメージはあるが、それは長くなるので省く)。だから、さしあたってという点で言えば、天皇の政治権限からの分離ということでいいということになる。曖昧な象徴天皇ということに日々模索をして過ごしてきたというのは誠実な対応ということになると思う。自民党の新憲法草案のように天皇に元首という規定を持ちこもうとしていることに比べれば。象徴天皇ということを誠実に考えてきた歩みを自民党の面々はどう考えているのか。

天皇の問題で僕が懸念していることがあるとすれば、次の点である。よく知られているように三島由紀夫は『文化防衛論』で天皇が軍隊に栄誉を授けられる存在にすべきだ、と述べている。ここは橋川文三からこれでは戦前の天皇の復活ではないか、と強く批判されたところでもあった。これは僕の予想だが、海外での自衛隊の戦闘がはじまったら、戦死者たちの処遇を含めてこのことは浮上すると思う。もっとズバリ言えば、安倍首相や稲田防衛省は戦死者に栄誉をあたるためにそうした行為に出るかも知れない。そこはさせてはならない。それこそがさしあたっての天皇の政治的利用の一番大きいことだとみておかなければならない。

選挙も内閣改造も終わって、政治もしばらくはあまり波風の立たない夏には

いたいところだがそうではない様相である。沖縄の高江でのヘリパット工事の強行や伊方原発再稼働の動きなど、人々の関心がスポーツの祭典に向かっている時期を狙ってのいろんな画策をやってきているようにさえ見える。意地の悪い見方をしているわけではないが、そんな様子も感じられる。スポーツはスポ―ツだし、政治的動きと関係なく楽しめばよい。スポーツ選手が日常を超える肉体と精神の鍛錬に励んだ成果をみたい。そのために姑息な政治行為は慎めと言いいたいのだが、それに耳を貸す御仁たちではなさそうだ。僕らはだから、彼らの動きを注視しできる限りの対応をしなければならない。せわしい世の動きだが、それにこころの余裕を持って対応することが要請されている。

この暑い夏の動きの一端につながるように、最高裁の決定がきた。僕らはともかく心的には強制撤去がいつ来てもおかしくはない、という緊張を強いられる状態になった。逃げも隠れもできないし、僕らはこれに向かい会うしかない。こういう権力の所業に向かい会うのは楽しいとは言えないかもしれない。しかし、そういう状態の中で、自問し、多くのことを考えるのは貴重なことだ。自問し、考えることが闘うということなのだから。暑い夏のテントも工夫次第で楽しく凌げる。ある意味では粛々と、ある意味では堂々と、対応はいろいろ考えられるし、あまり考えたってでてくるものは少ないかもしれない。でも、全部ひっくるめて事態はあるし、対応もある。暑さの凌ぎの散歩の延長でも、都心に足を延ばしたついでにテントに寄ってもらいたい。テントを経験しておいても悪くはない。機会を逃せばできなくなる。そんなメッセージをお送りしたい。(三上治)

伊方原発3号機」12日(金)にも再起動

「原発現地へ行く会」からのお知らせ

「伊方原発3号機」12日(金)にも再起動
現地実行委員会は10日から12日の抗議行動を呼びかけています。

「原発現地へ行く会」は、今回の行動にも交通費の補助を実施します。
参加可能な方はFax(03-3238-0797)又はTEL(080-1012-4661 沼倉)でお知らせください。

8/10(水)抗議行動 伊方原発動かすな!現地行動に連帯する緊急行動「四国電力東京支社抗議」18:30より19:45
      場所:東京銀行協会ビル前(三田線大手町駅D4出口)
    主催:「再稼働阻止ネットワーク」

8/12(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」

8/12(金)抗議行動 17:30より17:45分まで
場所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)

8/12(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月19日、26日も]

テント日誌8月7日(日)

テント日誌8月7日(日)

経産省前テントひろば1792日

暦の上では立秋だけどまだまだ暑い。
今日も自転車の人たちが心配して寄ってくれた。
乱さんがむしろ旗に書いた「テントから視えたこの国この時代」を持ってみんなで記念撮影をした。
Y子さんの差し入れのお団子をみんなで頂く。

M君が買ってきてくれた氷塊の溶けた水をテント前にまき、歩道のくぼみに水たまりをつくると、鳩が来て飲み、スズメも水浴びをしている。前から気になっていた片足を痛めている鳩も元気なので安心した。
そんな鳥たちの姿を見ているのは楽しいが、午後招かれざる客が大挙して押し寄せて来たのには困った。
「判決が出たのだから、賠償金払ってさっさと荷物まとめて出ていけ!いつまで居座っているのだ!」などなど罵声を浴びせられた。
幸いテントは壊されず。人的被害もなかったので良かったけど…・

一難去ったあと今日も来てくれたヨーカンさん・M子さん・そしてSさんはまた懐かしい唱歌を歌っていた。
第一テントでは終戦の年に生まれたTさん・Fさん・埼玉のKさんで過去の運動のことや映画の話で盛り上がっていた。

3時半ごろもう騒ぎは起きそうになかったので帰宅の途に着く(I・K)


「普通」の日曜日
 遅刻してテントに到着、既に来客数人を交えた楽しいテント内の会食が終わり、泊担当が既に仮眠中。昼は暑かったが、風があってなかなか過ごし良い夜。
国会正門からの方々と都知事選や高江の心配の話しをしたあと、交代で寝た。夜中にSさんがバイクで駆けつけてきて電力補充、ありがたい。撤去の動きも無さそうなので、安心して帰って行った。
 明るくなってきてテント前に座って新聞等を読み、郵貯で前日のカンパ金を送金して戻ったら、若い男性がカンパしてくれる。輪島塗を習い志賀原発の心配をしている。
 8時を過ぎたところで、経産省本館前でニュース85号を配る。夏休みで人も少なく受取がもう一つだが、ニュースに「声明」が入っているとか東電が柏崎刈羽原発を動かそうとしているとかの声には、多くがいい反応してくれた。
 そうそう、撒き始めたらすぐにいつもの経産省職員がチラシを受け取りに来た。まだまだ我らを監視するのか? それとも撤去の為の偵察? テントを撤去するのかと尋ねると、私には分かりませんの答え。
「今だけ、金だけ、自分だけ」を止めようと声を強めてチラシまきを続けた。
(K・M)

8月の行動予定から(8月9日~8月14日)

8/9(火)院内集会 原子力規制委員会院内ヒアリング

【案内】原子力規制委員会院内ヒアリング集会
本当に伊方原発3号機を稼働するの?
~原子力規制委員会は再稼働を推進するな
内容:原子力規制委員会院内ヒアリング
日時:2016年8月9日(火)14:00~16:00
場所:参議院議員会館地下1階B107会議室
質問項目:
 伊方原発3号機の再稼働を目前にして
 基準地震動の設定方法について
伊方原発3号機」12日(金)にも再起動

「原発現地へ行く会」からのお知らせ

「伊方原発3号機」12日(金)にも再起動
現地実行委員会は10日から12日の抗議行動を呼びかけています。

「原発現地へ行く会」は、今回の行動にも交通費の補助を実施します。
参加可能な方はFax(03-3238-0797)又はTEL(080-1012-4661 沼倉)でお知らせください。

8/10(水)抗議行動 伊方原発動かすな!現地行動に連帯する緊急行動「四国電力東京支社抗議」18:30より19:45
      場所:東京銀行協会ビル前(三田線大手町駅D4出口)
    主催:「再稼働阻止ネットワーク」

8/12(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」
8/12(金)抗議行動 17:30より17:45分まで
場所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)
8/12(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月19日、26日も]

 

沖縄からの通信8月6日 M・S 転載

高江の昨日の集会には1500名の市民が集まりました。テント撤去の期限は昨日の5日。翌日からの機動隊の強襲に備えて、国会議員、県議会議員、市町村議員、弁護士たちをはじめ、多くの市民が車中泊をしながら備えました。しかし、今日のところ動きはありません。8日(月)の朝に備えて、再び7日夜から再結集し、泊まり込むことになっています。

新しく防衛大臣に就任した稲田朋美は、改めて沖縄に対しては「何でもやる」と宣言しました。実際にやっていることは、住民に対する違法な弾圧でしかありません。それも、現地一帯を戒厳状態におきながら、殴る、けるなどの暴行の限りを尽くす、むき出しの国家暴力の発動です。それが「何でもやる」ということの意味です。

さらに、「何でもやる」ということは、違憲確認訴訟の裁判においても現れてきました。きょうの琉球新報は、翁長知事の意見陳述の全文と「法廷での主なやりとり」を掲載しています。その「法廷での主なやりとり」を読んで驚きました。多治見裁判長の訴訟指揮が180度変わりました。

多治見裁判長は前回の代執行訴訟で和解勧告を行った同じ裁判長です。沖縄タイムスによると、なんと県が答弁書を出す前に「争点整理案」を提示してきたと言うのです。争点整理とは、それぞれが訴状なり反論を出した後、どのように争うかの裁判前の整理手続きのことです。何を争点とするかは、県が答弁書を出した後でなければ分からないのに、県が答弁書を出す前に争点整理の提示を行ったというのですから、ビックリです。ありえない訴訟指揮です。

ここから分かることは、裁判長が「予断」をもって訴訟指揮していることです。それも、国の立場に立ってです。これは明らかに「公平・公正」とする裁判の原則に反する重大な問題です。このままでは公平・公正な裁判を期待できません。

裁判長が言っているのは4点にわたる県の求釈明についての質問で、その半分の時間を「県が敗訴した場合確定判決に従うのか」ということに割きました。県側弁護士は、「政治的なことを裁判所が問う意味が理解できない」として、返答を拒否しました。

この「県が敗訴した場合確定判決に従うのか」ということは、この間一貫して菅官房長官が言っていることです。しかも看過できないことは、確定判決に従うのかどうかが「判断材料」になると言ったことです。確定判決というのは最高裁判決のことですから、高裁の裁判官が問うことではありません。また、確定判決に対してどうするかは、当事者が確定判決後に協議して決めることであって、事前に言うことではありません。何を狙っているかは明らかで、法廷の場で『言質』を取り、縛りをかけるということなのです。

多治見裁判長というのは、別の福岡高裁那覇支部の裁判長を任期途中で移動させ、代わりに入ってきたという経緯があります。当初は、反動判決を行うための送り込みかと警戒されていました。それが、代執行訴訟で国に厳しい「和解」勧告を行ったことで、そうでもないのか、となりました。やはり、ついに正体を現したのだと思います。

違法確認訴訟は、8月19日に結審し、9月16日に判決となっています。知事が意見陳述を行ったのみで口頭弁論は終わり、あとは書面での審理となります。知事が「瑕疵ある」とした前知事の違法性についての実質審理などは一切行われていません。訴訟の形も、スピード審理で行われる「違憲確認訴訟」という訴訟形式で行われています。そこに政府の狙いがあったことは、もう明白です。

これまでは「統治行為論」でやってくるとばかり思っていました。まさに政治的な姦計で、司法の場でも同じことを行っていると分かりました。政府は、ダーティーなやり方であろうとなんであろうと、なりふり構いません。まさに、「何でもやる」です。これまでの裁判に対する認識が甘かったと思っています。自己批判ものです。