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投資の基礎
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投資のプロが選ぶ良書10冊

ボロボロになるまで読みたい「投資本10冊」

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

アベノミクス開始以前から投資に関する書籍は数多く出版されている。ただその質はピンキリで本当に投資の底力を上げるものから中には残念ながらほとんど役に立たないものまで千差万別だ。

数百冊以上世に出回っている投資本のなかで本当に良い役立つ投資本を選び抜いて自分の投資の素養していきたいものだ。

そこで、筆者が本当に投資に役立つと考える投資の本を古典的名著を中心にして10冊ご紹介していく。文字通りボロボロになるまで何度も読み返していただきたい。

1.貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント(PHP研究所 、北村慶著)

投資というと世の中の人はギャンブル的な短期投資を想像してしまう人が多い。しかし、実際には投資とは様々な金融商品に分散して投資をおこない、長期的に資産を運用するものであることを初心者にわかりやすく解説している良書。この本の内容が気に入ったなら、次に紹介するウォール街のランダムウォーカーを読むことをお勧めしたい。

2.ウォール街のランダムウォーカー(日本経済新聞出版社、バートン・マルキール著)

株価の値動きはランダムであり、予想を行うことは困難である。著者バートン・マルキール氏は、銘柄を選定した上での集中投資(アクティブ投資)での成果に懐疑的な目をむける。

アクティブ投資よりもインデックスへの投資をすすめる書籍であり、投資信託やインデックス型のETFへの投資で資産を作りたい投資家ならぜひ読んでおこう。

3.バフェットの銘柄選択術(日本経済新聞出版社、メアリー・バフェット著)

ウォーレン・バフェット氏は、言うまでもなく世界一の投資家だろう。その同氏の銘柄選択法が記されているのが本書だ。投資法は、消費者独占型の企業の株が大きく値下がりし、割安になったタイミングで仕込み長期で持つというものだ。しかし、シンプルながらも奥が深く、実際に行うとなるとこれがまた難しい。同氏の銘柄選定眼を学び、長期投資を成功させよう。

4.ウォール街で勝つ法則(パンローリング、ジェームズ・P・オショーネシー)

とにかく、データが豊富な投資本。PERやPBRといった割安指標、ROEなどの収益指標などを使用した際のパフォーマンスを過去数十年にわたり記録している。割安株へ長期投資したいと考えている投資家は必読である。書籍自体はちょっと値は張るが特にアメリカ株への投資を考えているならぜひ読んでおこう。

5.隣の億万長者(早川書房、トマス・J・スタンリー)

億万長者は必ずしも派手な生活をしている人ではない。普通の暮らしをしている人でも、モノの価値を見極めて余分なお金を使用しないことを続けることで、億万長者になることは十分に可能だ。

この本では、米国のごく普通の暮らしをする億万長者たちの生活パターンを詳しく解説する。いわゆる通常の投資本とは異なるが、投資に通じる視点を養うことができる。できれば投資を始める前に読んでおきたい本だ。

6.オニールの銘柄発掘法(パンローリング、ウィリアム・オニール著)

企業の成長を先読みした上でお宝株を獲得する方法を記した良書だ。特に、オニール氏の手法であるCANSLIM(手法ごとの頭文字をとったもの)や、カップ・ウィズ・ハンドルのチャート形状は覚えておいて絶対に損はない。10倍株(テンバガー)を見つけたいと考える投資家なら必携の書籍。次に紹介する、マーケットの魔術師にもインタビューされる側として登場する。

7.マーケットの魔術師(パンローリング、ジャック・D・シュワッガー著)

数多くの成功した投資家たちへのインタビューを集めたものだ。インタビュー集と侮るなかれ、そこには投資の方法から投資家心理、リスク管理など含蓄に富む話がたっぷり詰まっているのだ。多くの投資家たちに指示され今なお影響力のある書籍として必ず目を通しておこう。

8.シュワッガーのテクニカル分析(パンローリング、ジャック・D・シュワッガー著)

テクニカル分析は、株価の動きをグラフで示した株価チャートを利用して値動きのパターンを探る投資の分析方法だ。特に、短期投資家に人気の分析方法だが、古典的な名著としてシュワッガー氏のテクニカル分析をお勧めしたい。特にこの本の場合、株価の値動きの流れについていくトレンドフォローという手法を学ぶ上で大 変有効である。ちなみにシュワッガーはマーケットの魔術師の著者としても有名である。

9.ピーター・リンチの株で勝つ(ダイヤモンド社、ピーター・リンチ著)

ピーター・リンチ氏は、マゼランファンドという海外の有名な投資ファンドのファンドマネージャーとして13年間で平均年率で29%のパフォーマンスを残し続けてきた。

そのリンチ氏が自らの投資方法を余すところなく記したのがこの本だ。ファンドマネージャーならではの徹底したボトルアップアプローチによる投資手法を学ぶことができる。長期投資派のみならず短期投資派も一度は目を通しておくべき名著。

10.投資苑(パンローリング、アレキサンダーエルダー著)

投資苑は、投資の技術というよりは投資をしているときの人間の心理に重点をおいて解説している書籍だ。実は投資においては銘柄選びや売買タイミング以上にその投資家の心理状態が投資成果に大きく影響をする。また資金を管理する能力なども投資で成果を残すために必須である。技術面での学習を一段階終えた投資家にはお勧めだ。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学を卒業後、証券会社において証券ディーリング業務を経験。2級ファイナンシャルプランナー。ヤフーファイナンスの「投資の達人」においてコラムニストとしても活動。2015年には年間で「ベストパフォーマー賞」「勝率賞」において同時受賞。ネットマネーや日経マネーと言った経済雑誌での執筆活動も行う。個人ブログ「インカムライフ.com」を運営。

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