山形県産の佐藤錦(さくらんぼ)の測定です。 こちらはとある家庭に届いたさくらんぼに同梱されていたコメントです。 測定していることをお知らせするのはとても良いことなのですが、実に惜しい。 県民連分析センターというところのゲルマで測定しているとあります。 検出下限値は3Bq/kgにて不検出とのことですが、Cs-137なのか合算 なのか不明瞭ですし、上の画像でわかるとおり、 1Bq/kg以下の汚染にも対応しているようなゲルマにかけているのに (2L測定なら15分もあればCs-137の下限値は1Bq/kgになるかと) さくらんぼの下限値は3Bq/kgとはどういうことなのか?? という疑問が浮かぶのは当然の事です。 みんなのデータサイトでは天童の2012年のさくらんぼから 検出がありますね。(こどみらさん) http://www.minnanods.net/mrdatafoodget/mds2/3641 どうやらみんなのデータサイトでの測定はこの1件だけのようです。 こちらは去年当測定室で測定した福島県伊達市の佐藤錦です(検出) http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/11588163.html ということで天童のものではありませんが、山形県産のさくらんぼを 購入して測定いたしました。 みなさまのカンパにて購入したブレンダーにて種ごと粉砕 結果はこちらになります。 実は二回測定しておりまして、こちらは二回目の測定結果となります。 一回目も二回目も下限値以下で数値が残りました。 ただ、明確なピークとはいえませんのであくまでも不検出(下限値以下) となります。これ以上は、本当にゲルマでの2Lでの長時間が必要でしょう。 さくらんぼは高級食材だけに、市民測定所での測定数も少なく、みなさんの不安を払拭するに足る測定量がこなせていないまま年月が経っている食品の1例かと思います。 ※放射能測定での数値は絶対値ではありません。 機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。 この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。 また、不検出でも今回の測定が永続的な安全を保障するものでもありません。 |
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