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IT市場調査

2016年08月19日

年平均成長率は驚異の181.3%!

AR/VR市場が「爆増」、2020年には16兆円規模に

ARアプリ「ポケモンGO」の爆発的なヒットや、Facebookが買収した「Oculus Rift」、あるいは今年後半にソニーが展開する見込みの「PlayStation VR(PS VR)」などもあって、注目を集めるAR(拡張現実)/VR(仮想現実)。両製品の市場は今後、急激なスピードで拡大していく見込みだ。

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産業分野でもAR/VRは伸びる

 米IDCの調査によれば、2016年のAR/VRの世界市場規模は52億ドル(約5,220億円)にのぼる。また両市場の製品出荷台数は1000万台に達する見通しだ。

 このうち、ハードウェアが市場の半分を占める。AR用ハードウェアは同40万台にとどまるが、VR用ハードウェアの出荷台数は960万台(23億ドル規模)となる。

 驚くべきはその成長率で、IDCは2020年に1,620億ドル(約16兆円)市場になると予測。年平均成長率(CAGR)は181.3%にのぼり、予測通りなら毎年倍以上伸びていく計算になる。2020年のAR/VR機器の出荷台数は1億1000万台を超えるとした。

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(クリックで拡大)

VR/AR機器の出荷台数の見通し

(出典:IDC)


 産業分野での利用も進み、物流、製造などの市場は早期に立ち上がる見込みだ。VRシステムの売上には、ソフトウェア、コンサルティングサービス、システムインテグレーションなどが含まれる。地域別では、日本を除くアジア、米国、西欧だけで3/4を占める見込み。中でも米国が牽引する。

 Sensor Towerのレポートによれば、今やARアプリの代表格となったポケモンGOの売上高は、リリース1か月で2億ドルを達成。今後、同様のアプリの登場も見込まれるという。ハードウェアでは、グーグルの「Google Glass」、マイクロソフトの「HoloLens」などが代表格となる。

 VR市場では、今年後半発売予定のソニーの「PS VR」のほか、フェイスブックの「Oculus Rift」、台湾HTCの「HTC Vive」、韓国サムスンの「Gear VR」などの製品が登場している。

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