千葉市は21日に中心部で開く親子三代夏祭りに合わせ、地元のルーツ「千葉氏」に焦点を当てたイベントを相次ぎ開く。千葉氏にゆかりのある全国11自治体の首長が集まる「千葉氏サミット」のほか、千葉氏の武士団を再現した武者行列などを行う。
千葉氏は平安京を開いた桓武天皇を祖先とする豪族で、1126年に千葉のまちを開いたとされている。サミットには岩手県一関市や佐賀県小城市など千葉氏にゆかりのある自治体の首長が集まり、全国で千葉氏の知名度を高める取り組みについて意見交換する。
市内の中央公園付近では11自治体が特産品などを販売する。祭りの開会セレモニーに先立つ21日昼には、千葉氏の武士団を再現した武者行列が千葉駅~中央公園を練り歩く。俳優の千葉真一さんや仲本工事さん、千葉県出身の俳優、朝日奈こうやさんが参加し祭りを盛り上げる。
千葉神社では午後8時15分から千葉氏にまつわる画像を社殿に映す「プロジェクションマッピング」も予定している。市は多くの市民や観光客が訪れる祭りの機会を生かし、都市のイメージとして「千葉氏」を定着させたい考えだ。