カイロ=翁長忠雄
2016年6月26日20時10分
在英NGO「シリア人権監視団」は26日、シリア東部デリゾール県クリヤで空爆があり、少なくとも58人の民間人を含む82人が死亡したと伝えた。クリヤは過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域とされ、アサド政権軍かロシア軍による空爆とみられる。
空爆は25日にあったとみられる。58人のうち8人が子どもで、5人が女性だとしている。このほか24人が死亡したとしているが、民間人なのかIS戦闘員なのかは不明。デリゾール県は中心部をアサド政権が統治し、それを包囲する形で周辺部をISが実効支配している。
ISは民家に紛れ込むなどして住民を「人間の盾」にしているといい、対IS攻撃で民間人が犠牲となるケースが多発している。(カイロ=翁長忠雄)
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朝日新聞国際報道部
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