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【iRONNA発】「ポケモンGO」は真夏の夜の夢 スポットから人影が消えていくワケ 清義明氏(フリーライター、オン・ザ・コーナー代表取締役)

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【iRONNA発】
「ポケモンGO」は真夏の夜の夢 スポットから人影が消えていくワケ 清義明氏(フリーライター、オン・ザ・コーナー代表取締役)

ゲーム「ポケモンGO」の国内配信が始まり、東京・浅草寺雷門前でスマホを手に遊ぶ人たち=7月22日 ゲーム「ポケモンGO」の国内配信が始まり、東京・浅草寺雷門前でスマホを手に遊ぶ人たち=7月22日

 さて、ここで結論を言えば、このポケモンGOのウルトラ級の大ブームは、秋口くらいに収束して、たくさんのマニアユーザーを抱える普通のヒットクラスにまで収斂していくのではないかと予想しています。理由は以下のとおりとなります。

 このゲームを構成するのは(1)収集→(2)育成(強化)→(3)対戦 というステージです。現在の爆発的ブームは、この(1)収集のステージでもっぱら成立しています。そもそもは対戦するために収集しているはずなのに、実際は収集がゲームの自己目的となってしまっているのではないかと想像します。では、その次のステージに、どれだれのユーザーが参入していくかというと、これはそこそこにハードルが高い。決まったジムに日夜参集し、そしてせっせとつくったモンスターのデータを持参して戦う。そして、そこには見知らぬユーザーがつくりあげたレベルの高いモンスターが君臨している・・・。

 街中や公園で知らないユーザー同士がいたるところで対戦しているシチュエーションは、非常に未来的な光景といえますが、今のポケモンユーザーに、それがやりたいことなのかとじっくりと聞けば、おのずとこのゲームの先が見えてくるのではないでしょうか。

 そうです。本来はとっかかりに過ぎないところで、社会現象化してしまっているので、ここから先に待ち構えているのは、コア以外のユーザーの大量離脱です。なお、プロトタイプとなったイングレスでもある一定のレベルでユーザーが離脱していくというのはよく見られた光景のようですね。

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