2016年8月期のレッスンテーマを解説するシリーズ第3回目です
ラケットと腕の重みが、ラケット先の位置を把握するために重要になります。
前回のこの部分を、もう少し詳しく解説しておきます。
ラケットを持って腕をブランとさせるとラケットヘッドは、一番地面に近いところまで落ちます。この時はラケットの重さをほぼ100%感じていて、(特に肩周辺の)筋肉が腕とラケットをある高さに保つために稼働している割合は、ほぼゼロに近いです。
このラケットヘッドを腕を後ろに広げて膝の高さぐらいまで上げると、ラケットの重みの感じ方は少し減ってその代わり、ラケットの高さをキープするために使われている肩や腕の筋肉が稼働していると感じる度合いは増えていきます。
さらに高く上げると、ラケットの重みはさらに減り、筋肉を使っているなと感じる度合いがさらに増えます。
つまり、ラケットの高さをコントロールするというのは、ラケットの重みの感じ方と、その時に使われている筋肉の使用度合いの感じ方によって判断しているのです。
今より低いところからラケットを動かしたい時には、ラケットの重みを感じるようにして、もっと高いところからラケットを動かしたい時は、高さをロックするために使われる肩周りなどの筋肉の使用量を気にしてみるといいでしょう。
(次号に続く)