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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。

キノの旅の非公式アンソロジー(仮)

作者:わかめ
今日も旅に行く。

ある時は王国、ある時は共和国、かつては国であった場所。

私は旅人である。




違いを選べる国


帽子を被り、センスのないジャケットを着て、パースエイダー(注:拳銃のこと)を腰に下げ、泥だらけの小型単車で獣道を進む。

くだらない石ころや泥を飛ばして、旅人は近くに見える国を目指してちんけな単車で進む。

「見える見える、あの国裕福そうだ。」

一見して大きく囲む城壁は整備されている。

喋る単車は特に嬉しそうでも悲しそうでもなく旅人にそう伝える

「お腹減ったし、早く行こうよ。」

旅人は空腹そうにそう言う。

「じゃあ速度出そうぜ?転ばすのは無しな。」

「うるさいなぁ、そんなに根に持たないでよ。」

「また塗装を剥がされたらたまらないから忠告してるだけだぞ。」

「……」

運転はむずかしいのだ

「あっ、入国審査官が来たぞ」

小走り加減で入国審査官が来た。性格の悪そうな目元であったが、美人な女であった。

旅人は少々懐が深いので、特に気にすることなく応答する。

「ようこそ、旅人さん。我らの国家は貴女を歓迎します。では、滞在詳細を記入してください」

渡されたちんけな紙とペンで、要項を書き込み、入国審査官に渡す。

「綺麗な髪ですね。」

滞在詳細を確認している間を潰すように旅人は不器用に褒めた。

「そうですか?ありがとうございます。とても、嬉しいです。」

笑った顔は可愛かったのでよしと旅人はした。

「持ち込む銃器はパースエイダー1丁ですね。滞在をお楽しみください。では。」

簡単に入国できたので、旅人は特にストレスなく門をくぐった。

「よかったな、パースエイダー持ち込めてよ」

「そうでもないよ、見掛けだけで治安最悪かもしれないし。」

しかし旅人の不安はいらぬものであった、国の中は治安もよく頑丈そうな家々が並び立って壮観であった。

「いいねぇ、空気がいい!悪が蔓延っていない、いい空気だ!」

単車にはもちろん口などついていないので、旅人は無視してホテルを探し始めた。

疲れたのでまた今度書きます。

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