北朝鮮 亡命の公使は「犯罪で逃亡」と主張
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北朝鮮はロンドンに駐在していた北朝鮮大使館の公使が韓国に亡命したことについて、国営メディアを通じて初めて反応を出し、公使が「秘密漏えいなどの罪を犯して逃亡した」と主張するとともに、韓国政府がこのことを宣伝に利用していると非難しました。
韓国政府は、ロンドンに駐在していた北朝鮮大使館のナンバー2にあたるテ・ヨンホ公使が妻と子どもとともに亡命し、国内で保護していると今月17日、明らかにしました。
これについて北朝鮮は20日、国営の朝鮮中央通信の論評を通じて初めて反応を出し、テ氏について氏名を明らかにしないながらも、「秘密漏えいや国家資金横領などの罪を犯して家族と逃亡した者であり、6月に犯罪捜査のために召還の指示を受けた状態だった」と主張しました。そのうえで、韓国政府がテ氏を引き入れて「宣伝に利用している」と韓国を非難しました。さらに、「イギリス当局が犯罪者の引き渡しを求めたわれわれの要求を無視し、逃走者を逃がした」として、イギリス政府の対応も批判しました。
テ氏が「犯罪者だ」とする北朝鮮側の主張の真偽ははっきりしませんが、北朝鮮としては、今回、反応を出すことで外国に駐在するほかの北朝鮮の外交官などに動揺が広がることを避けたいねらいがあるとみられます。
これについて北朝鮮は20日、国営の朝鮮中央通信の論評を通じて初めて反応を出し、テ氏について氏名を明らかにしないながらも、「秘密漏えいや国家資金横領などの罪を犯して家族と逃亡した者であり、6月に犯罪捜査のために召還の指示を受けた状態だった」と主張しました。そのうえで、韓国政府がテ氏を引き入れて「宣伝に利用している」と韓国を非難しました。さらに、「イギリス当局が犯罪者の引き渡しを求めたわれわれの要求を無視し、逃走者を逃がした」として、イギリス政府の対応も批判しました。
テ氏が「犯罪者だ」とする北朝鮮側の主張の真偽ははっきりしませんが、北朝鮮としては、今回、反応を出すことで外国に駐在するほかの北朝鮮の外交官などに動揺が広がることを避けたいねらいがあるとみられます。