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中国人クルーズ船客の失踪相次ぐ 進む入国審査の簡易化…不法入国の新たな手口か
クルーズ船の訪日客が出港時までに船に戻らず、不法残留した疑いのあるケースが、福岡県や長崎県で相次いで確認されている。外国人の「爆買い」などを背景に入国審査の簡易化が進む中、不法入国の新たな手口とみて関係当局は警戒する。
定員数千人の船が続々と
昨年、外国クルーズ船の寄港回数が245回と日本一となり、定員数千人の船が毎日のように到着する博多港(福岡市)。福岡県警によると、昨年は11人、今年は若松港(北九州市)も含めると6人の中国人がツアー途中で失踪した。
長崎港(長崎市)でも昨年は11人、今年は佐世保港(長崎県佐世保市)も含め6人が船に戻らなかったと長崎県警は明らかにする。
福岡の2人は京都府と福岡県でそれぞれ見つかり、長崎の失踪者の一部も見つかったが、残りは不法残留しているとみられる。
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