【中国のブログ】 ウルトラマンが招く誤解、「日本人が正義？」…サーチナ[04/08]

【中国のブログ】日本アニメが大人気、中国アニメ産業の障害は？
2009/04/14(火) 10:28

　　中国国務院の温家宝首相がウルトラマンについて「私の孫はウルトラマンばかり見ている」と
述べたように、中国では日本のアニメや漫画は非常に人気が高いようである。
また、中国の青少年が「アニメ、漫画の中で好きなキャラクター」として挙げた20のキャラクターのうち、
実に19が日本のアニメ・漫画のキャラクターであった。このブログは中国人ブロガーが中国の
アニメ産業が発展するために必要なことを考察するものである。以下はそのブログより。

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　　最新の統計によると、中国の青少年が「アニメ、漫画の中で好きなキャラクター」として挙げた
20のキャラクターのうち、実に19が日本のアニメ・漫画のキャラクターであったことが分かった。
中国のキャラクターは孫悟空が唯一選ばれたのみであった。

　　世界が金融危機に見舞われているが、日常生活での圧力が人々の娯楽に対する欲求を
更に掻き立てているようだ。様々な産業のなかで、漫画・アニメ産業の飛躍には目を見張るものがある。
しかしながら、中国の漫画・アニメ産業においては「スター」の不在は当産業の発展における最大の
ボトルネックとなっている。

　　ここ2年間における統計によると、テレビドラマの比率が低下すると同時に、アニメの比率が
猛烈な勢いで上昇しているばかりか、アニメや漫画に関する雑誌の刊行も相次いでいる。

　　調査によると、米国アニメ産業の輸出額はコンピューター産業に次ぐ、2000億ドル規模にまで
成長している。日本が米国に向けて輸出するアニメ産業の規模は、同じく日本が米国に輸出する
鉄鋼産業の4倍の規模に達している。

　　我々もアニメ・漫画産業が一大産業となる時代を迎えつつあるが、専門家は、
中国産の「優秀なスター」の不在は、中国におけるアニメ・漫画産業の発展を阻害する障害となる
としている。米国や日本の例を見れば分かるとおり、「優秀なスター」の存在こそが制作における
最大のカギとなるのである。

　　また、海賊版の氾濫も大きな障害の一つである。北京、上海、重慶、広州など8つの都市で行われた
消費に関する調査によると、70％以上の回答者が海賊版製品を購入したことがあると回答している。
さらに24％の回答者は海賊版について、「値段は安いが、品質も良い」と考えていることが分かっている。
海賊版が氾濫するのは、市場に出回るのが早く、販売店が多いために買い求めやすいことが
原因と考えられている。

　　専門家は「優秀なスター」がいないことには、中国のアニメ・漫画産業を発展させることは難しい
と見ている。中国も各方面の力を集中させ、「優秀なスター」を作り上げるべきである。
また、同時に版権の保護などにおける有効な手立てを確立させることも中国のアニメ・漫画産業の
発展のためには必要なことである。
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（出典：『阿〓引潮居』ＱＱ15279484意訳編集担当：畠山栄）
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0414&f=national_0414_015.shtml