特定秘密の指定など不適切 初の是正要求

特定秘密の指定など不適切 初の是正要求
特定秘密の検証・監察などを行う政府の「独立公文書管理監」は、防衛省に対し3件の特定秘密の指定などが不適切だったとして是正を求め、防衛省は改善措置をとりました。特定秘密保護法の施行後、管理監が是正を求めたのはこれが初めてです。
特定秘密保護法では法律の適正な運用を確保するため、内閣府に「独立公文書管理監」を置き、指定された特定秘密などを検証・監察することになっています。
これに基づいて、「独立公文書管理監」が去年とおととしに指定された特定秘密の検証と監察を行った結果、防衛省の特定秘密の指定などで不適切なものが3件あったとして、今月9日付けで防衛省に対し、是正を求めました。
「独立公文書管理監」が是正を求めたのは、おととし、特定秘密保護法が施行されてから初めてです。
今回、不適切と判断された特定秘密は、本来であれば新たに指定すべきものを既存の特定秘密の一部と認定するなどしていたということで、防衛省は求めに従って18日付けで改善措置をとったということです。