「THAAD配備撤回」vs「第3候補地受け入れ」

「THAAD配備撤回」vs「第3候補地受け入れ」

2016年08月19日15時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備方針に反発する「星州(ソンジュ)THAAD配備撤回闘争委員会」が18日午後、星州郡庁大講堂で第3候補地問題をめぐり郡民との討論会を開いた。

  前日に韓民求(ハン・ミング)国防部長官が星州郡庁で闘争委の関係者に会い、「地域で意見をまとめれば(星山砲台でない)第3候補地への(THAAD)配備を検討する」と述べたからだ。

  郡民300余人は立場が分かれ、激論となった。一部の住民は「第3候補地を受け入れて国防部に知らせよう」と主張した。別の住民は「現在のようにTHAAD配備撤回と原点からの見直しを要求しよう」と声を高めた。

  不動産業に従事しているという住民は「THAAD配備発表後、客が途切れて生計がほとんど不可能な状況だ。とにかく生活ができなければいけない」とし、第3候補地を受け入れる考えを示した。船南面に住む住民は「星山砲台の近くには多くの住民が暮らしている。第3候補地を受け入れて、取水場の移転など各種インセンティブを受けよう」と話した。

  反対の声も多かった。ある60代の住民は「星州郡のどこもTHAADはいけない。第3候補地は郡民を分裂させる」と述べた。40代の住民は「私たちが嫌なら他の地域の人たちも嫌がるはずだ。第3候補地を受け入れれば星州全体が非難を受ける。我慢して代案が出てくるまで耐えよう」と語った。

  討論会の途中、郡庁の前で在京星州郡郷友会の会員50余人が記者会見を開き、「国防部は直ちに第3候補地を選定して発表するべきだ」と促した。
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