蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】日本ハム5連勝 ソフトバンクに−0.5差2016年8月19日 紙面から
◇日本ハム6−1オリックス日本ハムが5連勝。増井が7イニング1/3を1失点で、先発では6年ぶりの白星となる4勝目を挙げた。同点の3回に中田、陽岱鋼、大野の適時打で3点を勝ち越し、8回はレアードが2ラン。オリックスは4連敗。打線が振るわなかった。 日本ハムの悩める4番が仕事を果たした。同点とされた直後の3回無死一塁。ここまで4試合、18打席無安打だった中田が右中間フェンス直撃の決勝適時二塁打。「甘いボールが来たら、打ちにいこうと決めている」と振り返り、「増井さんに勝ちがついて良かった」と表情を緩めた。 満足感に浸れる一撃ではなかった。お立ち台で感触を問われ「いったと思ったけど…。やっぱりいかなかったですね」と返し、スタンドの笑いを誘った。今季はここまで17本塁打。「あれで入らないのが、今年の中田翔ということ」。自身への歯がゆさ、もどかしさは消えていない。 その一方で、チームの雰囲気には手応えを感じている。試合前、野手で組んだ円陣。市川が「増井さんを勝たせてあげよう」と声を張り上げた。ムードが高まり、誓いは形になった。「勝ちという方向に、チームはひとつになっているんじゃないかと思う」。言葉に実感がこもった。 首位・ソフトバンクが敗れ、勝率2位ながら貯金の数はついに上回った。首位とマイナス0・5差という珍現象を生み、19日からは本拠地で天王山3連戦。3連勝なら、3位・ロッテの結果次第で優勝マジック「29」が点灯する。 5回にも左前打。栗山監督が逆転Vへのキーマンと言い続けた中田が、マルチ安打で大一番に臨む。「ここまできたら、ぶっつぶす気持ちでいきたい」。最大11・5差からの奇跡へ気勢を上げた。 (野畑圭司) PR情報
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