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企業誘致巡る贈賄業者に判決

08月18日 13時03分

企業誘致巡る贈賄業者に判決

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愛知県常滑市の太陽光発電施設の造成工事をめぐる汚職事件の裁判で、名古屋地方裁判所は18日、元市議会議員に賄賂を渡した罪に問われた半田市の測量会社の社長に対し、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
半田市の測量会社、マス五の社長、榊原愼介被告(53)は、おととし、常滑市の主事を務めていた元市議会議員、岸田嘉成被告(63)に太陽光発電施設の造成工事を受注できるよう便宜を図ってもらった見返りに、現金200万円の賄賂を渡したとして贈賄の罪に問われました。
18日の判決で名古屋地方裁判所の寺本真依子裁判官は「岸田元議員が賄賂を要求するなど積極的に働きかけた」と指摘した上で「榊原社長は、元議員の機嫌を損ねてほかの仕事に影響することを恐れ、賄賂を渡そうと考えた。公務員への信頼を害した悪質な犯行だ」として、榊原社長に対し懲役1年、執行猶予3年を言い渡しました。
一方、収賄の罪に問われている岸田元議員は、この造成工事をめぐって、土地の所有者2人から現金900万円あまりをだまし取ったとして詐欺の罪でも起訴されていて、裁判が続いています。

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