ことし６月、ＪＲの列車内で乗客の女性のスカートの中を盗撮しようとしたとして逮捕された２７歳の愛知県職員について、県は停職２か月の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは愛知県海部農林水産事務所の２７歳の男の技師です。
県によりますと、技師はことし６月、名古屋市内を走行中のＪＲ東海道線の列車内で、隣に座って寝ていた２５歳の女性のスカートの中をスマートフォンで撮影しようとしたとして、県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕され、その後、書類送検されました。
技師は、その後、起訴猶予になりましたが、県の聞き取りに対して容疑を認め、「興味本位で去年の夏ごろから通勤や帰宅途中に１０回ほどやっていた」と話したということです。
このため、県は１９日付けで停職２か月の懲戒処分にしました。
県は今年度に入り職員の不祥事が相次いでいることから、再発防止を図るため、今後１か月の間に、すべての職員を対象に面談を行い倫理規定を徹底するとしています。
愛知県人事課監察室の小野田和彦室長は「県民に深くおわびするとともに信頼回復ができるよう再発防止を徹底したい」と話しています。