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貿易黒字額 2か月ぶり減少

08月19日 15時37分

名古屋税関管内の7月の貿易収支はアメリカ向けの自動車の輸出が落ち込んだことなどから黒字額が2か月ぶりに減少しました。
名古屋税関によりますと、愛知・岐阜・三重に静岡と長野をあわせた管内の7月の輸出額は1兆3891億円で、前年同月を14.6%下回りました。
これは自動車の主要な市場であるアメリカで日本から輸出しているセダンタイプの乗用車の人気が低迷し、自動車の輸出額が大きく落ち込んだことなどが主な要因です。
また、輸入額は国際的な資源価格の低迷で原油やLNG・液化天然ガスが減少し、前年同月と比べて25.6%少ない6514億円となりました。
この結果、輸出額から輸入額を差し引いた7月の貿易収支は前年同月より1.7%少ない7377億円の黒字で、2か月ぶりに減少しました。
名古屋税関は「自動車の輸出は管内の貿易収支に与える影響が大きい。アメリカ以外にも資源価格の低迷で産油国が多い中東での車の販売も落ちていて輸出も減少しており、動向を注視する必要がある」と話しています。

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