こんにちは、NAEです。
ぼくはこれまで悪いリーダーでした。自分がキツいと愚痴っぽくなってしまい、悪態をつき、周りに悪影響を及ぼしてしまっていました。
しかし、今日をめどにこんな態度を一切やめようと思います。
そう思わせてくれたのは、今手がけている炎上案件で踏ん張っている上司や先輩、下のメンバーたちです。
今回はそんなお話。
キツいときこそジョークを飛ばす先輩
もう6年くらいのつきあいになる先輩がいます。ぼくが入社して間もない頃、とあるプロジェクトで彼の下に入ったのが最初の出会いでした。
頭の回転は超一級品。めちゃめちゃデキる人です。仕事が早く、馬力もすごい。IT戦略のプロジェクトのはずなのに、クライアントがその前提となるビジネス戦略をまさに策定中と見るや、ビジネス戦略までセットでまとめて持っていくほど。そしてそれで実際に案件を取ってくる。
一方、彼は身長180センチ体重100キロ超という巨体の持ち主。顔の雰囲気もあわせると、その風体はまさに魔人ブウ。頭のいい魔人ブウです。
画像出典:blog-imgs-40.fc2.com
そんな彼の得意技は、巨体を活かしたデブジョークそして上司ですら上から目線でいじり倒す有吉的な笑い。
ラインナップは鉄板ネタから新ネタまで様々。を彼は折にふれて笑いを取りにきます。特にキツいときにはそのキレと頻度が増します。
「ほらほらー、見てこのグラフ。ぼくの体重推移なんだけど、ドル円のチャートみたいでしょ?でね、ここの急落はライザップショック。」
ジョークが飛ぶたびに「また言ってるよー」「まだライザップで消耗してるの?」的なツッコミが起こって一笑い。
プロジェクトメンバーは何度このようなやりとりに救われたことか。
キツいときも常にゆるふわテンションの先輩
同じく、6年ほどの付き合いになる別の先輩がいます。
彼は非常に経験豊富なコンサルタントでして、ITのことならUI/UXやデジタル、戦略から運用まで一通り語り、こなし、正しい方向へ導くことのできてしまうユーティリティープレイヤー。
ブウ先輩と同じく、彼もまた100キロ超えです。ブウ先輩によてつけられたあだ名は森のくまさん。ちなみにくまさんはブウ先輩よりさらに先輩です。
そんな彼ですが、忙しかろうが楽だろうが、常にゆるふわな雰囲気を醸し出しています。その姿は森のくまさんというよりはくまのプーさんに近い。プー先輩です。
画像出典:【海外反応】くまのプーさんは性別不明故にポーランドの子供の遊び場で使用禁止へ
「うーんそうだねー、この資料さー、30分で作らないといけないだけどー、頑張れば余裕じゃない?」
超キツいはずなのに、雰囲気はいつでもゆったり余裕あり。そんな彼と仕事をしていると、キツい状況でもなんだか余裕で切り抜けられそうな気分になるのが不思議です。
キツいときにあえて雑談する先輩
実はもう1人、100キロ超えな先輩がおります。
彼には特にあだ名はついていないのですが、ブウ先輩とプー先輩とあわせて100万トンクラブと呼ばれています。というか自分たちでそう呼んでいます。
そんな彼は、なにかにつけて雑談をします。楽なときはもちろん、キツいときも雑談。
彼いわく「普段から何か話してるほうが仕事やりやすいじゃん?」ということなのですが、特にキツいときのあえての雑談はちょっとした息抜きにもなります。
締め切りがヤバい!だからって根詰めすぎてミリミリ集中してても疲れるよね?
キツいときにも前向きな言葉をつぶやく後輩
そして最後に紹介するのは後輩の1人。テニスサークル出身の色黒な中途入社の男の子です。
彼はやる気に溢れていて、常に自分が何かに貢献できないか、よりよい仕事をするにはどうすればいいかを考えています。
とはいえ、事業会社からコンサル企業へ転職してすぐの戦略系プロジェクト。しかも炎上気味。彼にとっては内容的にもスピード的にもキツめのタスクを振らざるをえません。
そんな中、彼がよくつぶやくのは
「ヤバい、これキツい」
ではなくて、
「これできたらマジカッコいいよな」
キツいものを振ってしまって申し訳ない気持ちのこちらとしては、前向きに捉えてもらえるのはとても励みになっています。
それぞれのリーダーシップ
以上4人に共通するのはチームをより前向きに、より良い雰囲気に持っていこうとしているという点。
役割や立場に関係なく、個々人がチームに与える影響は甚大です。悪い雰囲気に持っていかんとする人がいるとそれだけでチームの目は曇ります。
気づいたらぼくはそんな人間に近づいていました。片足どころか両足の付け根くらいまでは浸かっていたかもしれません。
でも、それも今日で終わりにしようと思います。彼らを見習い、チームを明るく前向きに、キツいときこそユーモアをもって、未来志向で明るく楽しくやっていこうと思います。
まとめ:One for All
以上、炎上案件でも前向きになっていこうというお話でした。
単なる社畜の精神論かもしれませんが、それだけで救われる人だっているんです。
今回は以上です。