尖閣沖で中国当局の船が管轄権を行使か

尖閣沖で中国当局の船が管轄権を行使か
19日正午ごろ、沖縄県の尖閣諸島の沖合の日本の排他的経済水域で、中国当局の船に中国漁船の乗組員2人が乗り込むのが確認され、海上保安本部は、中国側が認められていない漁業に関する管轄権を行使した可能性もあるとみて警告しました。
第11管区海上保安本部によりますと、19日正午ごろ尖閣諸島の久場島沖の日本の排他的経済水域で、停泊中の中国海警局の船「海警31239」に、中国漁船1隻が横付けし、乗組員の男性1人が乗り込むのが確認されました。
その後、中国の漁船はいったん離れましたが、20分後に再び海警の船に横付けし、別の乗組員の男性1人が海警の船に乗り込んだということです。
海上保安本部は、中国側が認められていない漁業に関する管轄権を行使した可能性もあるとみて警告しましたが応答はなかったということです。
海上保安本部は、再び同じような行動をとらないか警戒を強めています。