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【リオ五輪】8・6、開会式と広島式典のはざまで 「平和なればこそ」被爆3世の山県選手ら県出身選手、思いあらたに

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【リオ五輪】
8・6、開会式と広島式典のはざまで 「平和なればこそ」被爆3世の山県選手ら県出身選手、思いあらたに

激励会で贈られた応援メッセージ入りの国旗を広げる山県亮太選手=広島市中区 激励会で贈られた応援メッセージ入りの国旗を広げる山県亮太選手=広島市中区

 広島原爆の日の平和記念式典と、同じ時間に実施のリオデジャネイロ五輪開会式。広島出身の選手も五輪に多く参加する。陸上男子100メートルの山県亮太選手(24)は被爆3世だ。「広島で18年過ごしてきたから意識はある。ただ、自分にできるのは選手として活躍すること」。大会前、開会式への思いをそう明かした山県選手。

 父親の浩一さん(56)によると、山県選手の曽祖父の自宅は爆心地の近く、現在の原爆資料館そばにあり、曽祖父は即死だったとみられている。祖父は宮島に疎開していたため難を逃れたが、直後に広島市内に入って被爆した。

 「息子がオバマ大統領の訪問があった年の五輪に出る。不思議な巡り合わせを感じる」。100メートルの予選は13日。浩一さんは、息子が夢の9秒台を目指す大きな舞台に思いをはせる。

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