デパートの売り上げ 5か月連続で前年同月下回る

デパートの売り上げ 5か月連続で前年同月下回る
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全国のデパートの先月の売り上げは、夏のセールを前倒しした効果はあったものの、衣料品や外国人旅行者向けの販売が落ち込んでいることから、去年の同じ月を5か月連続で下回りました。
日本百貨店協会によりますと、全国のデパート236店舗の先月の売り上げは合わせて5598億円余りでした。
このうち1年前にもあった店どうしを比べた売り上げは、去年の同じ月を0.1%下回り5か月連続で減少しました。
これは、売り上げに占める割合が大きい衣料品が2%減ったほか、外国人旅行者の買い物も貴金属といった高額商品から化粧品や食品などに移り、免税の売り上げが21%落ち込んだことなどによるものです。
日本百貨店協会は「先月は、各社が夏のセールの開始時期を前倒ししたほか、去年の7月に比べて土日が1日ずつ多かったため減少幅は抑えられたものの、逆に今月はその反動が出ている。最近の円高で株価が下がると、デパートの売り場にも影響が出る可能性があり引き続き厳しい状況が続くと見ている」と話しています。