新着記事一覧

新着記事一覧

ニュース
» 2016年08月19日 15時49分 UPDATE

アニメ制作会社の経営実態、帝国データバンクが調査 平均収入は10年前の3分の2に

ビデオ、DVD販売に依存したビジネスモデルの行き詰まりなどが原因。

[マッハ・キショ松,ねとらぼ]

 帝国データバンクが、アニメ制作会社153社の経営実態調査を発表。2006年度以降、平均収入高が大幅に減少しており、2009〜2014年度まで横ばいであることを明らかにしています。


画像

 調査対象となったのは元請制作会社68社と、下請を担う85社。過去10年間の平均収入高は14億円超を記録した2006年度をピークに、大きく減少しています。2009〜2014年度までは、同年の約3分の2にあたる10億円前後で推移しています。

 収入減少の原因のひとつと見られるのは、ビデオ、DVD販売に依存したビジネスモデルの行き詰まりによるアニメバブル崩壊。また、アジア各国でのアニメ産業の隆盛、海外への外注による産業空洞化などが起きており、業界に厳しい環境が続いているとしています。


画像 アニメ製作会社の収入動向。2009年以降は10億円前後で横ばい

 その一方、近年は新たなビジネスモデルが登場。ビデオやDVDではなく、Web上で作品を配信する形式が見られるようになり、「ラブライブ!サンシャイン!!」をはじめとした実在の地域を舞台とした作品では、一般企業や自治体が観光資源として活用する動きも。アニメの楽しみ方が多様化していることがうかがえます。

マッハ・キショ松

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のアイコン

注目のアイコン

「ITAN」×「ねとらぼ」コラボマンガ

FEATURES

編集部からのお知らせ:

ねとらぼとネイティブアドのことがよく分かる「ねとらぼメディア説明会」。第2回を9月2日に開催します。奮ってご参加ください!

オーストラリアの交通事故委員会(TAC)が中心となって製作しました。

ファッションブランド「Black Milk」の水着がすごく……透けてます。

ねとらぼがスマホからも見れる!

過去記事カレンダー

オススメ記事