陸上女子400mリレー 米が再レースで決勝進出

陸上女子400mリレー 米が再レースで決勝進出
リオデジャネイロオリンピック、陸上の女子400メートルリレーの予選で、アメリカの第2走者がブラジル選手の妨害を受けてバトンを落としたことからアメリカだけ予選のレースがやり直され、再レースの結果、アメリカが決勝に進出し8番目だった中国が予選敗退となりました。
18日の午前中に行われた女子400メートルリレーの予選をめぐっては、連覇を狙う優勝候補のアメリカの第2走者が第3走者にバトンを渡す際にブラジルの選手に接触し、バトンを落としていったんは失格となりましたが、抗議の結果、ブラジルの選手が妨害したとしてブラジルが失格となり、逆にアメリカは予選のレースをやり直す異例の事態となりました。
現地時間の午後7時から行われた再レースは、観客からの声援とブーイングが入り交じる異様な雰囲気の中、タイムトライアル形式で行われ、アメリカは41秒77のシーズンベストをマークして、決勝進出を決めていた8チームすべてのタイムを上回って決勝に進み、逆に8番目だった中国が予選敗退となりました。
レース後、アメリカの第2走者、アリソン・フェリックス選手は「抗議した結果、2回目のチャンスが巡ってきてありがたかった。どんなことが起きようとも、決勝ではしっかり戦うだけだし、よいレースになると思う」と笑顔で話していました。