創価学会員の“ネットカウンセラー”
5/31日に公開させていただいた
「 素人カウンセラーにご注意 」 という記事内では
肩書がどうであれ、相談を受けてくれる人間が
どのような力量をもっているかは未知数だということ
を述べた。
怪しいカウンセラーに引っかからないためにも具体的
なポイントを三点ほどあげてみたいと思う。
1 人の話を聞こうとしないカウンセラー
見ず知らずの方に相談事を寄せる方は、ブログ記事から
感じる人柄や、肩書に惹かれた人が多いとおもう。
ただ相談事は、人の話(要望)を聞くことからはじまると
いっても過言ではない。
人の話を聞くといってもネット上ではテキストでのやりとりが
ほとんどであるから、相談者はメールやコメント欄を通じ
相手から寄せられた文章から、実情を読み説く読解が
必要となる。
長文の質問を寄せる方なら、内容から事実関係を再構築
することになるだろうし、端的な質問をされる方なら語られ
ていない背景を読み説く作業が欠かせないだろう。
いずれにせよ、表現力には個人差があるので「よくわからない」
部分がある。そこで相手にいくつか質問を返すことでより的確
なアドバイスができるのだが、一問一答式で答えをだそうと
する拙速なカウンセラーは要注意だ。
人の話を聞いているようで聞いていない。
2 説明が下手なカウンセラー
相談者には「ちょっとおしえて」という情報収集目的のライトな方と
「これからどうすればいいのでしょうか」という解決法を探っている
ヘビーな方がいるように思う。
情報収集目的の方は、ネットの利便性を最大限につかって
あちらこちらを探っているので、もし間違った事をアドバイスを
したとしても再検証することができるだろう。
しかし、結婚問題や人間関係の問題、健康問題といった、繊細
かつ神経質な話題を相談されるかたは、すでにあちこちを尋ね
歩いて切羽つまった状況である可能性が高い。
相談受ける側も、常に勉強をしておくなど心してあたるべきなの
だが、熟練者の元でしっかりと経験を重ねることも重要だろう。
経験を重ねているかどうかを見分けるには、アドバイスする側の
説明に、アドバイザー個人の経験(体験)がどれだけ盛り込まれている
か。また論旨が逸脱していないかで概ね解る。
自分の「体験談」を、そのまま説明に変えたり、
話題を変えるための話題を延々つづけるカウンセラーは
話しをまとめることよりも、知識を披露したがるただのナルシストだ。
「よくわからない」と苦言を述べると、変に褒めちぎったり激励の言葉
を並べて相談を終わらせようとする。
3 優柔不断なカウンセラー
相談者は最初から「答え」をあらかじめ想定していることがよくある。
ただ、その答えに自信が持てないので、誰かの意見を聞いてみたい
という欲求があるようにおもう。
優柔不断な相談者はしかたがないとしても、カウンセラーが優柔不断
なのはいただけない。
真剣な相談ならハッキリと「これはダメ」といえるだけの精神力が必要
だ。相手をおもねって判断を曖昧にしたり、結論をどんどん先延ばしする
ような無責任な人間には、信頼関係など築けようもない。
特に、仕事が忙しくなってきたとか、そんな場合ではなくなったなどと
自己都合の言い訳をするカウンセラーは「看板に偽りあり」だ。
そんなに忙しいのなら最初から相談など受け付けなければよいだけ
だろう。
そういった言い訳をする人間ほど、さほど切羽詰まっていることはない。
他のブログや他の話題なら毎日更新をしていたり、常連ユーザーに
愛想をふりまいていたりする。
自分自身の行動のコントロールすらできない人間が、他者の相談に
乗ろうなどと傲岸不遜の極みだろう。
暇があって気が向いたときにだけ相談に乗ろうとするのは“ごっこ”
の世界だ。
その場限りの遊戯に付き合わされた人はたまったものではない。
以上三点。
「人の話を聞こうとしない」「説明が下手」「優柔不断」
有象無象の跋扈するネット界隈。
それでも相談を受けてみたいという方は、ど素人の民間療法
に振り回されないためにも、まずカウンセラーの技量を見極める
観察眼を鍛えることをオススメしたい。
また
このような記事を書いている人物の発信情報に賛同するも
批判するも、読者の皆様にお任せしておく。
参考リンク
「怪しいコンサルお断り」
「カウンセリングについて考える」
「カウンセリングが失敗する理由」
「経営コンサルが企業を滅ぼす」
「プロには素人の疑問が分からないもの」
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