【沖縄】桑江朝千夫沖縄市長は18日までに、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の倉庫群などを嘉手納弾薬庫知花地区(沖縄市)へ移設する計画を受け入れる方針を固めた。市が要望している移設に伴う交通渋滞の解消や多目的アリーナ建設の高率補助などで合意が得られれば、19日に会談する若宮健嗣防衛副大臣に受け入れる意向を伝える見通し。移設計画を巡る市と防衛省の初の協議会も同日、防衛省で開かれる。

米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)

 桑江市長はこれまで、地元の合意も含め「総合的な見地から判断する」と受け入れを表明していない。8日の翁長雄志知事との会談では移設計画の推進で連携する姿勢を示していた。 

 桑江市長は1万人規模の多目的アリーナ建設を公約に掲げている。移設の協議で、防衛省に建設費などの高率補助などを受け入れ条件として示していた。