読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【実録】ネットワークビジネスに勧誘されてしまった。~きっかけは「久しぶり!」~

f:id:RyuTEnglish:20160502121713j:plain

 怪しい勧誘は突然に。

 

きっかけは大学時代の友人のLINE

そろそろ就職活動始めないとなー、と思っていた近頃。

既卒に強い就活エージェントの話を聞きに行こう、と決めたころ、一通のLINEが。

 

「ひさしぶり~元気?」

 

送り主は、大学時代に仲が良かった友達でした。

なんでも、僕が日本に帰ってきたことを知ったので、久しぶりに会いたいとのこと。

そりゃ、僕も会いに行きたくなるじゃないですか。

用事もあるし、ちょうどいいか、と彼に会うことにしました。

すると、こんなLINEが送られてきました。

 

「夕方からセミナーがあるんだけど、来る?キャリアに関することだから、ちょうどいいかなと思って。」

 

少し違和感を覚えました。

久しぶりに会うやつをセミナーに誘うか?

しかも、セミナーの講師のプロフィールがことごとく胡散臭い。

でも、まあいいか、と思い、そのセミナーに行くことにしました。

 

そして昨日。

僕と彼は、2年ぶりの再会を果たしました。

僕に似て、相変わらずのんびりとしている彼。

大学時代の話をしながら、セミナー会場へ向かいました。

 

夕方と言われていたのに、セミナー開始は夜8時半。

小さな会場には、多くの人が詰めかけていました。

このときは、よっぽど人気がある講演なんだなあ、と思うだけでした。

 

カリスマ登場、惹きつけられる僕

開始予定時刻を少し過ぎ、ようやく講師が登場。

講師のプロフィールは、

「某有名企業(実際は会社名が出ていました)で最年少役員に。企業でのキャリアに疑問を感じ、生き方を追求するため退職。裕福について研究し尽くした結果、豊かな人生を実現。駅直結のタワーマンション最上階に在住。(意訳)」

というもの。

実際はもう少し胡散臭いポイントがあったんですけどね。

 

しかしこのカリスマ講師、話がうまいうまい。

笑いを織り交ぜながら、要所要所を的確なフレーズでびしっと締める。

人生を通して、キャリア、豊かさについて死ぬ気で考え抜いてきた、という経験からくる、説得力がある講演に、僕は当然惹きつけられていきました。

彼ほど上手に説明はできませんが、僕なりにポイントを説明します。

 

  • 学校を出たら働く。当たり前のようだけど、だれもそうしろなんて言ってないよね?
  • 不満があるなら、どうしてその状態を続けるの?
  • 豊かになりたいなら、93%の普通の人間に聞きに行っちゃだめ。豊かな人に聞きにいかないと。
  • 24時間が平等に与えられてるのに、結果が違うのはどうして?
  • 考え方を変えれば、行動が変わる。

 

箇条書きだけでも、結構納得できませんか?

こういった自分の価値観を揺るがすようなポイントを、講演のプロが、自らの体験談と笑いを絡めながら畳みかけていくのです。

「確かにそうだ!そうだ!どうしたらいいの?」

となりませんか?

 

じゃあ、どうしたらいいのか?

残念ながら、そこに至るには大きなハードルを越えなければなりません。

 

「できっこない」と思ってしまう自分との決別

講師いわく、これからの社会のポイントは

  • 国や会社に依存するな
  • 視野をひろげろ
  • 情報レベルを上げろ

の3つ。

 

「これができていないのに、老後どうするの?下流老人になるの?

周りの人がそうなっていく間に、僕は45でリタイアして、ヘリコプターで全国を飛び回って、タワーマンションに住んでるんだ。

でも、ベンツはいらないかな。

ベンツは日本の道路に向いてないってわかったからね(笑)」

 

「でも、一番大事なのは、『あなただからできるんでしょ?』とか、『私には無理です!』という自分とおさらばすることなんだ。

5%の豊かな人と、95%の一般人。

人それぞれ考え方は違うけれど、豊かな人には傾向がある!

私は実際に、裕福な人について調べて調べて調べ抜いた!

豊かな人に共通する傾向、それは、『私は出来る』という自信なんだ。

現状に言い訳をしている限り、豊かになることなんて決してないのだ。

そして、節約、投資なんて効果がない。

その程度の金は、今後必要な金額に全く足りない。

一番有効なのは、増収。

副業をして、自らの器をひろげ、使えるお金を増やす。

でも、ただ仕事を増やすだけでは、時間が失われていくだけ。

一日は24時間しかないからね。

最高の選択は、《不労所得》だ。

ほとんどの人は、この不労所得の存在を知らない。

情報を知らず、かつ得ようとしない。

今から私が説明する不労所得っていうのは、権利ビジネスから得られる収入のこと。

知りたければ教えるけど、できるかどうかはその人次第。

未来に向かって、私のように努力できますか?」

 

逃げ道を完全に解放する

相当大変なハードルだ。

自分の弱さを封じ込めるのは、とてつもなく困難だ。

でも、あの人はできたんだ。

僕にもできるかもしれない…

 

そして講師が次に発したことばは、僕の胸を貫いた。

 

「やりたくない、と思ったら、やらなくてもいいんです。私は押し付けたりしません。あなたの人生です。」

 

なんだって!?

まさか、ここから逃げ出してしまってもいいのか!?

 

ふと周りを見ると、すべての参加者が、講師の目をじっと見つめていた。

講師もまた、会場にいるひとりひとりに目を合わせ、こういった。

 

「私がどのようにして今の豊かな生活を手に入れたか。それを知りたい方は、明日の夜八時に、ここに来てください。」