ソウル=牧野愛博
2016年8月19日08時00分
韓国ロッテグループに対する検察の強制捜査開始から2カ月が過ぎ、すでに関係者2人が起訴された。創業者の辛格浩(シンギョクホ)氏=日本名・重光武雄=の脱税疑惑も持ち上がり、同氏や次男で同グループ会長の辛東彬(シンドンビン)氏=同・重光昭夫=らの去就に注目が集まっている。
ソウル中央地検は、グループ内でオーナー一族の不正蓄財や政治工作資金作りのため、横領や背任行為にあたる不正取引があった可能性があるとみている。
同地検は7月26日、辛格浩氏の長女の辛英子(シンヨンジャ)・ロッテ奨学財団理事長を35億ウォン(約3億2千万円)余の横領罪などで起訴。8月11日には、グループ系列企業の前社長を脱税の罪で起訴した。辛格浩、辛東彬両氏の出国も禁じている。
一方、検察当局などによれば、…
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朝日新聞国際報道部
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