日本人なら一度は富士山に登ってみたいですよね。
でも体力ない人でも登れるのでしょうか?
これはちょっと前に山仲間と富士登山した時のお話です。
結論から言うと、富士山は最高でした。
体力は少々必要ですが、山事態の難易度はかなり低め。問題は天候と高山病でしょう。
富士山、一生に一度くらい挑戦してみては如何でしょうか?
参加者は体力のある者が2人、ない者が2人。
もちろん私はない方です。
富士登山で男を磨けるか!?
富士山には複数のルートがあります。
静岡県側
- 富士宮ルート
- 須走ルート
- 御殿場ルート
山梨県側
- 吉田ルート
僕達は一番初心者向けの吉田ルートを選択。
吉田ルートは山小屋がたくさんあり、初回はこちらのルートをお勧めします。
いかにもな The・富士山を満喫しましょう。
必ず五合目で体を慣らすこと
シーズン中の富士山は麓からバスで移動します。
そのまま五合目(山の中間)まで移動、そこからが登山開始になります。
しかしここに大切なポイントがあるのです。
必ず五合目で体を慣らしょう。気圧に体を慣らすことで高山病を防ぎます。僕達は念のため1時間ほど休憩しました。(推奨は30分以上)
ちなみに、前日はほとんど寝ていません。睡眠不足は高山病になる確率が高まるので注意が必要です。
五合目には売店も多い。
登山後に富士山メロンパンを買いました。
登山用の杖ですね。これがあると疲れにくい?
五合目でも景色を十分楽しめます。
これだけでも満足できぞうですね。
さて、休憩も終わったので登山開始です。
馬を通りすぎ、登山口へ向かいます。
途中まで馬で行けるので、体力を温存したい方は利用するのも良いかと思います。
観光客は使ってたけど、登山する人はみんな歩いてましたね。
馬車もありました。
たまに馬糞が落ちてるので踏まないように気を付けます。黄色でした。
友達と歩くのは楽しいですね。
しばらく平たんな道が続きます。
緑と青空が綺麗です。
さすが日本一の山、空が近く感じるのは気のせいではないはず。
ただただ平らな道。
ここはまだ楽なところです。景色も綺麗で歩いてるだけで幸せな気分。
最高だなぁ、こんな道を歩けるなんて幸せ者だよ。
ズズンズンズン
ひたすら歩きます。
山仲間4人グループで行ったので、会話は尽きません。
今でこそこんなにも仲良しですが、最初はそんなことありませんでした。
初対面での登山では少し遠慮して話してたり。それが今じゃ親友と思えるくらい仲がいいです。登山の魔力ですね、友達が少ない人は登山を初めてみると良いでしょう。きっと最高な仲間ができるはずです。
山頂が見えます。あそこまで本当に登るの?
マジかよ・・・さすがに不安になります。
あんな遠くまで行けるものなのか???
でもそう思うのは山じゃよくあること。
人間の足って実はすごいんです、あんな遠くまで登るの?と不安になっても、いつの間にか着いてます。
下界では高い建造物があり、遠くにある目的地が見えません。逆に、山では目的地の遠さが見えてしまいます。その途方もない距離に面喰い、辿り着けるか不安になるのです。
でもね、それは自分が知らないだけで、実は人間の足ってすごいパワーが秘められてるの。あんなにも遠くに見える目的地も、そう大変なことではなく辿りつけてしまうんです。
自分の脚の力を知らないだけ、気づいてないだけ。
自分の人間力を再発見しながら進んでいきましょう。
立ち止まっても大丈夫、ただ視線の先は目的地を常に目指し続けて。。。
気が付くと雲と同じ目線。
ずいぶん高いところに来たものです。
ジグザグに進みます。
このような壁が作られており、落石や砂利の流出を止めてくれます。
とはいえ、いつ岩が降ってくるかわからないので、油断は禁物。
たまに駐車場に岩が転がってくる事故もあり、亡くなった方もいます。
もし、シーズン外で富士山に来ることがあれば、なるべく山から離れたところに車を停めましょう。落石で車が傷つくこともあるそうです。
結構しんどいです。
が、時間をかければ登れます。
お年寄りでも登れる山なので、のんびり行きましょう。
実際に爺さんも登ってました。
僕と同じく体力のない友人はもうバテてきてます。
少し、事前にランニングなどでスタミナをつけておくと大分楽です。
あと意識的に炭水化物多めの食事に切り替えましょう。
数日前からご飯を無理やり大盛りで食べることをお勧めします。
炭水化物こそパワー!
まだまだ先は長い。
どんどん登りましょう。幸いにも天気は良かった。石川から長い道のりを走って来たかいがあります。
しばらく進むと岩場がでてきました。
楽しいですが、コケると大ケガしますので慎重に歩きましょう。
岩場のコツは、靴の土踏まずに出っ張りを引っかける感覚で登ります。
ソールの硬い靴を履くのも有効です。
岩の凸凹が足にダメージを与えるので、街用のアウトドアシューズはお勧めしません。
あれは所詮フェスレベルの靴で、本当の山だと足の裏が痛くなり辛い。
山小屋も見えてきました。
高山病にだけ気を付ければ、体力なくても大丈夫ですね。
晴天に限り、ですが。
まだまだ先は長いのでいったん切ります。
富士登山であると便利な道具たち
必須であるザック
グレゴリーの特徴は極上の背負い心地。他メーカーとは1つレベルが違います。
富士山の山小屋一泊レベルなら30~40Lくらいのザックを選ぶと良い。
値段で考えると性能がとても良いオスプレーのザック。
ストラトスやケストレルのザックが人気、あと肉抜きされて軽さと通気性の高いエクソスもおすすめ
軽い、ひたすら軽い!沢登りにもピッタリなザックです。
隊長が愛用するのはこのケストレルシリーズ。
背中の通気性も良く、ちょっとしたギミックもあり、値段も手ごろでオススメ。
背中を風が通り抜ける造りになっているのがドイター。背負い心地もよく、多くの登山家に愛されている。
ゲイター
富士山の最後に砂走りという道を降りますがゲイター必須と思えるくらい靴に砂が入ります。
長いと足が熱いので、ほどほどの長さの物を用意しましょう。
トレッキングポール
安定した登山のために必須。とくに夜間の登山や、砂走りを通る下山道で活躍します。他の山でも使えるので持ってて損はありません。
先端はキャップして登山道を守りましょう。
ヘッドライト
ご来光を見るのであれば必須。五千円クラスなら明るさが段違いで夜の登山でも安心
スペアの電池と、予備の安物ヘッドライトも持っていくべし。
ハイドレーション(水筒)
富士山に限らず、あると非常に便利な水筒がハイドレーションシステム。
ザックにある専用ポケットに水を入れた状態で吊るして設置、ホースを通して飲みます。いつでも小まめに水分を取ることで、バテにくい登山を実現してくれる。背中の熱でぬるくなる場合は、銀マットを裁断して一緒に入れるといいですよ。
サングラス
高度があがるにつれ紫外線量も多くなるのでサングラスは必須。
中でもオークリーはレンズにしっかりと紫外線カットが練り込まれているので傷がついても効果は持続します。他メーカーは表面に加工してあるだけの物が多く、傷がつくとアウト。一生物として使えるので絶対オススメです。ちなみに我が家にはオークリーが5本、15万近くしましたがそれだけの価値はあると思います。
以上、富士山登山のお話でした。またそのうち続きをアップしたいと思います。