PPC広告とリスティング広告との違いが5分でわかる!そもそもPPC広告の意味とは?
ウェブの広告業界では避けて通ることのできないPPC広告やリスティング広告というキーワード。「どちらも似たような広告のようだけど、違いはどこにあるんだろう?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今日はWeb広告初心者の方にわかりやすいように、ざっくり違いをまとめてみました。
本当にざっくり言うとリスティング広告とPPC広告は同じ
とんでもなく雑にまとめると、リスティング広告とPPC広告は同じです。Yahoo!プロモーション広告とGoogleAdWordsの広告をまとめて「リスティング広告」と称するのですが、どちらの広告も「PPC広告」に該当します。
しかしこれはあくまでも、簡単に理解するために「同じ」とお伝えしたのであって、厳密には違う部分も多くありますので注意が必要です。
実は現在リスティング広告という広告は存在しない
「Yahoo!プロモーション広告」は2013年にサービス名を変更しており、変更前のサービス名が「Yahoo!リスティング広告」でした。
GoogleAdWordsとYahoo!リスティング広告が似たサービスであるため、セットで話題になることが多いのですが、毎回毎回「GoogleAdWordsとYahoo!リスティング広告が〜」と話すと面倒なので、わかりやすいように「リスティング広告が〜」とまとめた意味で話すWeb業界の方が増え、リスティング広告という呼び方が普及していったのではないかと思われます。
しかしその「Yahoo!リスティング広告」が「Yahoo!プロモーション広告」へと名称を変更してしまったため、現在では「リスティング広告」という呼び方だけが残り、商品自体は存在しないという状態となっています。
この現状にYahoo!さんも苦慮しているのではないかと思うのですが、現在「Yahoo!プロモーション広告」の公式ホームページのタイトルは、
上図のようになっており、一緒なんですよ〜と伝えているものではないかと思います。
一方Googleさんのほうは、
上図のようなホームページタイトルになっており、「PPC」という言葉が普及するように努めているように考えられます。
PPC広告とは何か。リスティング広告との違い
そうなると、そろそろPPC広告とは何か気になってくるところではないでしょうか。
PPCとは「Pay Per Click」の略称で、「クリック課金型」を意味します。雑誌などの紙媒体メディアが「掲載面に課金」が必要なのに対し、インターネットでは「掲載は無料。クリックに課金」というスタイルが主流です。
インターネット広告が広く普及したのは、この“成果に対してのみ課金すれば良い”という要素が支持されているところが大きいです。
この記事の冒頭で、リスティング広告とPPC広告は“ざっくり同じ”とお伝えしましたが、リスティング広告が「Yahoo!プロモーション広告とGoogleAdWords」を指すのに対し、PPC広告は「クリック課金型広告全般」を指します。
例えば、「Indeed」という求人サービスの場合、このサービスに出稿する広告もクリック課金型ですのでPPC広告ではありますが、リスティング広告ではありません。
代表的なPPC広告
検索連動系
バナー広告系
- Yahoo!プロモーション広告
- GoogleAdWords(Youtube含む)
- nend(スマホ広告特化)
- MicroAd(サイバーエージェントさんが提供する広告)
SNS系
他にもまだまだたくさんのPPC広告がありますが、知名度の高いものを幾つか上げてみました。ちなみにクリック課金型広告の他に、広告の表示回数に応じて課金される方式もありますが、こちらはまた改めてご紹介させてください。