女子高飛び込み 板橋が8位 日本人入賞80年ぶり
リオデジャネイロオリンピックは18日、女子高飛び込みの決勝が行われ、板橋美波選手は356.60の得点で8位入賞を果たしました。
高飛び込みは高さ10メートルの台から水に飛び込む演技を5回行い、空中姿勢の美しさや技の難しさによって与えられる得点を競う種目で、女子の決勝には12人の選手が出場しました。
準決勝を8位で通過した高校2年生の16歳、板橋選手は後ろ向きに踏み切って前向きに3回半回転する最初の演技で73.60の得点を出し、全体の5位と上々の滑り出しを見せますが、2回目の演技では僅かに入水が乱れ、10位まで順位を下げます。
しかし、その後3回目、4回目と持ち直すと、最後の5回目の演技でこの回では全体で4番目の得点となる83.20の高得点を出し、合計得点356.60で8位入賞を果たしました。
この種目での日本人選手の入賞は、80年前のベルリン大会以来です。
準決勝を8位で通過した高校2年生の16歳、板橋選手は後ろ向きに踏み切って前向きに3回半回転する最初の演技で73.60の得点を出し、全体の5位と上々の滑り出しを見せますが、2回目の演技では僅かに入水が乱れ、10位まで順位を下げます。
しかし、その後3回目、4回目と持ち直すと、最後の5回目の演技でこの回では全体で4番目の得点となる83.20の高得点を出し、合計得点356.60で8位入賞を果たしました。
この種目での日本人選手の入賞は、80年前のベルリン大会以来です。
「自分で感動して涙が出てきた」
最後の演技を終えた後、コーチのもとで泣いた板橋選手は「去年は大会で成功できなくて泣いてばかりだった。オリンピックで決勝に残ることができ、しかも最後にきれいな演技ができて、すごくほっとした。自分で感動して涙が出てきた」と話して、また思い出したように涙を流しました。
今大会では、高得点が狙える大技、ひざをかかえ込んで前回りの宙返りを4回半する「前宙返り4回半抱え型」を1回も挑戦しなかったことについては、「自分は大技が武器だと言っているが、それがなくてもちゃんと演技できることを見せられたかなと思う」と納得した表情を浮かべました。
そして20歳で迎える4年後の東京大会に向け、「今回は16歳で、周りのお姉さんたちを追いかけているような感じだった。4年後は、逆に周りから目標としてもらえるような選手になりたい」と笑顔で成長を誓いました。
今大会では、高得点が狙える大技、ひざをかかえ込んで前回りの宙返りを4回半する「前宙返り4回半抱え型」を1回も挑戦しなかったことについては、「自分は大技が武器だと言っているが、それがなくてもちゃんと演技できることを見せられたかなと思う」と納得した表情を浮かべました。
そして20歳で迎える4年後の東京大会に向け、「今回は16歳で、周りのお姉さんたちを追いかけているような感じだった。4年後は、逆に周りから目標としてもらえるような選手になりたい」と笑顔で成長を誓いました。
馬淵コーチ「次はメダル争いを本格的に目指す」
板橋美波選手を指導する馬淵崇英コーチは「重圧や緊張があったと思うが、落ち着いて、いい表情で演技していた。板橋選手は世界で戦うためにほかの選手より何倍もの練習に取り組み、涙をこらえながら頑張ってきた。初出場で入賞し、次の東京大会では、メダル争いを本格的に目指したい」と健闘したまな弟子をたたえました。
また、膝をかかえ込んで前回りの宙返りを4回半する、世界でも珍しい大技、「前宙返り4回半抱え型」を決勝でも回避したことについて、「悔いはない。オリンピックでは1つの技を成功させるだけでなく、全体の結果を出すことが大事だ。今後はメダル争いを目指すためにも大技はもちろん1つ1つの技を安定させることが課題だ」と話していました。
また、膝をかかえ込んで前回りの宙返りを4回半する、世界でも珍しい大技、「前宙返り4回半抱え型」を決勝でも回避したことについて、「悔いはない。オリンピックでは1つの技を成功させるだけでなく、全体の結果を出すことが大事だ。今後はメダル争いを目指すためにも大技はもちろん1つ1つの技を安定させることが課題だ」と話していました。