カリブ海フェリー火災 救出の乗客に日本人2人
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カリブ海のプエルトリコ沖を航行中だった大型フェリーで起きた火災で、救出されたおよそ500人の中に日本人2人が含まれていたことがわかりました。2人にけがはありませんでしたが、NHKの取材に対し「救命ボートから落ちたら死ぬと思った」などと当時の緊迫した状況を振り返りました。
カリブ海のドミニカ共和国からアメリカの自治領プエルトリコに向かって航行していた大型の定期フェリーで17日、エンジンルームから火が出て、その後燃え広がりました。乗員・乗客合わせて511人は全員救助されましたが、このうち30人が骨を折るなどのけがをしました。
現地を管轄するニューヨークの日本総領事館によりますと、乗客には、大阪府出身の生田裕士さん(28)と東京都出身の中村茜さん(27)の2人の日本人が含まれていましたが、救命ボートで救助され、けがはないということです。
このうち、生田さんはNHKの電話取材に対し、救助された際の状況について「波のせいで救命ボートが何度もフェリーの船体に衝突し、転覆するのではないかと不安だった。衝突のたびに悲鳴が上がり、振り落とされないようにしがみついていた。フェリーの下に巻き込まれないかと不安で、落ちたら死ぬと思った」と話し、当時の緊迫した状況を振り返りました。
その後、船は沖合で座礁したままとなっていて、アメリカ沿岸警備隊が火災の原因を調べることにしています。
現地を管轄するニューヨークの日本総領事館によりますと、乗客には、大阪府出身の生田裕士さん(28)と東京都出身の中村茜さん(27)の2人の日本人が含まれていましたが、救命ボートで救助され、けがはないということです。
このうち、生田さんはNHKの電話取材に対し、救助された際の状況について「波のせいで救命ボートが何度もフェリーの船体に衝突し、転覆するのではないかと不安だった。衝突のたびに悲鳴が上がり、振り落とされないようにしがみついていた。フェリーの下に巻き込まれないかと不安で、落ちたら死ぬと思った」と話し、当時の緊迫した状況を振り返りました。
その後、船は沖合で座礁したままとなっていて、アメリカ沿岸警備隊が火災の原因を調べることにしています。