皆さんお答えになっている通り、現在の実情としては、ほとんどの学校で、「ハーモニカ=鍵盤ハーモニカ」と解釈し、授業を行っております。(ちなみに「ピアニカ」は、ヤマハの商品名です。)
お子さんは、どのような理由で、ハーモニカをやりたいと考えておいででしょうか。もしも、音色の好みでそう言っているのだとすれば、ものすごいことなのですが。
ekuboさんのおっしゃる通り、鍵盤ハーモニカは音楽の授業で使う
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皆さんお答えになっている通り、現在の実情としては、ほとんどの学校で、「ハーモニカ=鍵盤ハーモニカ」と解釈し、授業を行っております。(ちなみに「ピアニカ」は、ヤマハの商品名です。)
お子さんは、どのような理由で、ハーモニカをやりたいと考えておいででしょうか。もしも、音色の好みでそう言っているのだとすれば、ものすごいことなのですが。
ekuboさんのおっしゃる通り、鍵盤ハーモニカは音楽の授業で使うには非常に便利ですし、多くの子どもたちにとっても、「できた」という実感を味わいやすいのでしょう。とりあえず教師にとっては非常に便利ですので、今ハーモニカに戻せといわれると、大変困ります。
しかし、鍵盤ハーモニカは圧倒的な利便性と引き換えに、致命的な欠点を持っています。それが、「音色」です。
ある程度の学年以上になって、あの音色を、「うるさい」と感じることができないとしたら、その子の感性には、心配をしなければなりません。楽器の耐久性などを追求した結果、どうしてもリードの部分を、本物のハーモニカとは違う金属にせねばならなかったそうです。
その結果、倍音の少ない、耳に直接突き刺さるような、あの独特な音色ができました。
お子さんが、もしもその音色の違いに気づいているとしたら、すごい耳の持ち主です。
また、ハーモニカの「吸う、吐く」と、「動かして音を当てる」は、音の高さを体で覚えるという意味では、本当は非常に優れた楽器だと思います。私も現在学校で音楽を教えておりますが、自分の音楽の感覚の基本は、このハーモニカによるところが大きかったです。
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