吉田沙保里が負けた 五輪4連覇ならず 「最後の最後で落とし穴にはまるとは…」
試合終了の瞬間、吉田沙保里はマットに顔を伏せたまま、しばらく立ち上がることができなかった。
日本時間19日に行われたリオ五輪のレスリング女子53kg級の決勝戦で、吉田はアメリカのヘレン・マルーリスに敗れ、銀メダルとなった。
全く危なげない試合運びで決勝戦まで駒を進めた吉田。決勝戦の対戦したマルーリスは今大会、吉田の最大のライバルと目されていたソフィア・マットソンを、準決勝で破っていた。アグレッシブな戦い方に定評がある選手だ。
金メダルをめぐる試合は、厳しいものだった。序盤では吉田が1点を先取するが、その後はお互いに得点を重ねることができず、1-0のままで第1ピリオドが終了。ここから得点を追加したい吉田だったが、第2ピリオド序盤で相手にバックを取られ、1-2で逆転を許す。試合が残り1分となったところで、さらに相手に点を追加され、1-4に。吉田はその後も攻め続けるが得点につながらず、1-4で敗戦した。
試合直後から吉田は涙を流し、インタビューでも何度も言葉を詰まらせた。
【関連記事】
- 【リオ五輪注目選手】吉田沙保里、女子初の五輪4連覇へ “霊長類最強女子”の凄すぎるキャリアdot.
- 伊調馨が決めた!五輪4連覇「最後はお母さんが助けてくれた」dot.
- 土性沙羅も金 強すぎる!日本女子レスリング、3階級制覇dot.
- 伊調、登坂、土性でトリプル金! 女子レスリング、“前代未聞”「全階級制覇」なるか?dot.
- 吉田沙保里が五輪以外で初の涙 五輪4連覇が不安なワケ週刊朝日
アクセスランキング