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流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

2016年夏の思い出写真

日常 写真 お題

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夏の写真

 

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」

 

今回はお題特別編に参加するので、イラストはお休みして夏にデジカメで撮った写真を掲載しました。

 

絵日記を始める前には、よくフリー素材の写真をお借りして一句を掲載する加工をしていたので、今回もうっかり加工しそうになるところでしたよ!

 

たまにはシンプルに写真だけを掲載するのも良いものですね。

 

・・・決して絵を描くのを堂々とサボれた!とか思っているわけではないですよ!?決してそんなことは・・・。

 

アジサイ

 

夏になると淡い色が私好みで、風景がものすごく綺麗に映えるように生えているアジサイロード(←私が勝手につけている)があります。

 

そこはいつも親戚から預かっている犬たちの散歩コースの1つなので、たまに通る道のりで、今年もアジサイが咲くころに通りながら、綺麗に咲く日を今か今かと心待ちにしていました。

 

最初は白っぽい色から、だんだんと薄紫や薄ピンクの色がじわりとにじみ出てくるかのように、日に日に色に変化が表れるのも楽しみの1つなのですよね。

 

この時期になると、この道を通る日にはデジカメを持っていくようにしています。・・・というのも、「涙・涙のリクエスト」でも書いたように、私のスマホのデジカメは写り方が酷くて頼りにならないからです。

 

この写真は実はまだ色がハッキリと出る前のもので、本来私が狙っていた写真ではありません。なぜ本来狙っていた写真を撮らなかったと言えば、この成長過程をあえて撮るというスタイルにしたかったからです!!

 

・・・と格好良いことを言って誤魔化そうと必死ですが、実は撮りたくても撮れなかったというのが本当のところです。

 

甦る思い出

 

この日の朝、犬の散歩コースにアジサイロードを選択して、アジサイの咲き具合を確かめようと思いました。良い頃合いだった場合のことも考えて、シッカリとデジカメを持っていくのも忘れませんでしたよ!

 

そしてアジサイロードに差し掛かろうとした直前に、急に犬が座り込んでしまったのです。

 

え?と思いつつ「どうしたの?」とか「行くよ」とか声をかけながら、そっとリードを引っ張ったりしました。でも今度は伏せたりして、頑なに動こうとしないのです。

 

もう少し歩けば、アジサイの咲き具合も確認できるし写真も撮れそうな位置に行けるというのに、残念ながら角度的にこの場所からはアジサイは見えない状態でした。

 

あとほんの少しだけでいいので、何とか数歩だけでも歩いてもらおうと思って「良い子~。あと少し行こうね。あとでオヤツあげるから!良い子ね~。」とおだてるも、犬は知らんぷりをしたまま動きません。

 

ここで諦めてなるものかと、さらに「良い子良い子~。もう少しだから!そしたら帰るから~!ね、良い子ちゃん~。良い子ちゃんでちゅね~。」と言いながら少しリードを引っ張ってみる。

 

すると私の心が通じたのか、犬が軽快に駆け出すではありませんか!

 

さすがは私!犬と熱き心と固い絆で繋がっているのですね!と思ったのもつかの間、犬はそばにある家の庭にいたおばさんに愛想を振りまきに行っているだけでした。

 

私と犬をつないでいるのは、ただのリード1本だという現実。

 

しかも、おばさんは私に挨拶をしてくれようとしていたようで、声をかけるタイミングを待っていてくれたようです。

 

ということは、先ほどの「良い子でちゅね~。」を聞かれていたわけで・・・。ものすごく恥ずかしくなって、挨拶を交わした後は足早に立ち去るしかありませんでした。

 

さすがに私の剣幕に何かを感じたのか、犬も素直について来てくれたのが幸いです。そして通り過ぎる前に、急いでシャッターをきって撮ったのが今回の写真です。

 

良い頃合いにはまだ早い時期でしたけど、またおばさんに会うと恥ずかしいと思い、モジモジしている間に良い頃合いも過ぎ去り、アジサイは枯れ始めていたというほろ苦い今年の夏の思い出です。

 

夏に思う

 

夏に旅行に行ったり、夏らしいごちそうを食べたり、そんな思い出も素敵かもしれませんが、何気ない日々を平穏に過ごすことも当たり前ではないことで、こうして元気に過ごせることが幸せだなとしみじみ感じるのです。

 

・・・という、ただ単に旅行に行けなくて夏の美味しいごちそうも食べられなかった残念な日常を過ごした人間の強がりでした。

 

写真を撮るよりも無駄に休憩時間を取ろうとすることや、普段からの鈍い動作が仕事の作業を滞らせ、まとまった休暇を取ることもできなければ、旅行に行けるほどの貯金をためることも出来ない微々たる稼ぎで、当然夏らしい豪華お料理を頬張ることもありません。

 

それなのに、旅でもない普通の道のりでかき捨てられない恥をかく。

 

しかも、私のデジカメはかなり古いもので、もうバッテリーがダメになっているのか充電がほとんどできなくなっているので、何とか数枚撮れるのみなのです。

 

その中から酷い手ぶれや、主に自分の指などの余計なものの写り込み写真を省くと、だいたいマシな写りのものが1~2枚あるくらいなので、アングルがどうとか撮り方のモードがどうとかこだわっている場合ではない必死の1枚なのでした。

 

よくこれで「フォトコンテスト」と名の付く課題に参加したなと自分でも思いますけどね・・・。

 

何から何まで残念な現実という、毎年恒例の夏・・・いえ、年がら年中の思い出なのでした。

 

来年こそは、来年こそは素敵な夏の思い出を作って、それを良い写真として残しておきたいと思い続けて早ウン年が経過し、いまだにその思いが遂げられそうな気配もありません。

 

まあ、出不精でケチケチ精神も足を引っ張っている原因でもありますけど。たまにはパァ~とお出かけして美味しいものを食べて楽しく過ごしたいものですね~。