インドの女性銅メダリスト 保守的地域の出身で話題に
リオデジャネイロオリンピックのレスリング女子58キロ級で、インドの選手が銅メダルを獲得しました。この女性選手が、インドに今大会で初めてのメダルをもたらしただけでなく、インド国内で最も保守的だとされる地域の出身とあって、現地メディアが大きく伝えています。
日本の伊調馨選手が17日、金メダルを獲得したレスリング女子58キロ級では、インドのサクシ・マリク選手(23)が銅メダルを獲得し、インドに今大会で初めてのメダルをもたらしました。インド人女性のオリンピックのメダリストとしては、マリク選手が史上4人目です。
マリク選手は、女性の社会進出が遅れているインドにあって、最も保守的だとされる北部ハリヤナ州の農村部出身で、現地メディアによりますと、住民たちがマリク選手の両親に対し「レスリングは、女性がするスポーツではない」などと批判していたということです。
試合後、マリク選手は「レスリングを始めて12年間、この瞬間を追い求めてきた。皆さんの期待に応えることができて本当にうれしい」と話していて、現地メディアは「女性の強さを証明した」とか、「インドの女性の誇りだ」などと大きく伝えています。
マリク選手は、女性の社会進出が遅れているインドにあって、最も保守的だとされる北部ハリヤナ州の農村部出身で、現地メディアによりますと、住民たちがマリク選手の両親に対し「レスリングは、女性がするスポーツではない」などと批判していたということです。
試合後、マリク選手は「レスリングを始めて12年間、この瞬間を追い求めてきた。皆さんの期待に応えることができて本当にうれしい」と話していて、現地メディアは「女性の強さを証明した」とか、「インドの女性の誇りだ」などと大きく伝えています。