地元の街並みを高台から見下ろせる夜景スポットに行って夜景を撮影してきました。
夕暮れ時に到着するようにし、タイムラプス撮影やちょっとした夜景撮影を楽しんできました!
タイムラプス夜景撮影の必須アイテム・おすすめアイテム
三脚(必須)
手持ちではブレるシャッタースピードで撮影に臨むことになります。三脚を立て、カメラをセットし、ブレを防ぎながら撮影します。
収納時に、バックに仕舞えるほどコンパクトに畳めるUT-63Qという三脚を使いました。
オススメ!登山で星空やタイムラプスや夕景の撮影におすすめのコンパクト三脚
レリーズ(必須)
せっかく三脚にカメラをセットしてブレを防いだつもりでも、指でシャッターを押すとその時の衝撃でブレを発生させる可能性があります。
カメラに触れずにシャッターを切るためにレリーズは使うべきです!
純正じゃなければ、1000円以下で買えるかと思います。
SONYのカメラを使っている人は、純正品は結構高いので、非純正のレリーズが良いかもです。
カメラメーカー各社によって対応するレリーズが異なるので、自分のカメラに合うレリーズを購入してください。
オススメ!純正品より便利でオススメかも?α7Ⅱ用にロワ・ジャパンのレリーズ「 RW-RM-VPR1-11」と「TC-2011」を購入してみたので比較レビュー!
レンズ夜露防止ヒーター(地域・季節によっては必要)
夜、冷える地域ではレンズ前面が夜露で水滴まみれになる可能性があります。
そんなことを防いでくれるのが、このプロテージ製のレンズヒーター。2000円くらいで購入可能です。
レンズをくるっと一周覆って、モバイルバッテリーに繋げば、レンズを温めてくれます。
北海道での夜景撮影や星空撮影で活躍しています。
モバイルバッテリー(あると便利)
上記レンズヒーターの電源として使えるほか、長時間の撮影中にスマホの電池が無くなった時などの緊急事態時も活躍します。
LEDライト(あると便利)
暗いところで撮影するときに、照らせる物があると便利。
暗闇での撮影では、赤色のLEDライトがおすすめです。白色などは刺激が強すぎて、暗闇に慣れてきた目を眩ませてしまうからです。
まずはタイムラプスに挑戦
タイムラプス夜景を撮るときのカメラの設定(α7Ⅱ)
三脚撮影時は手ぶれ補正オフ
手ぶれ補正が誤作動を犯して逆にブレを発生させる可能性があるので手ぶれ補正はオフにしておきます。
インターバル撮影で撮る
使用しているα7Ⅱはカメラ内設定でのインターバル撮影に対応していませんので、前述したレリーズを用いて、10秒間隔でシャッターを切るように設定して、ひたすら写真を撮り続けました。時間にして1時間以上はインターバル撮影をしていたと思います。
その間、カメラを触ることは殆ど無いので、刻一刻と表情を変えていく街並みを楽しみました。
基本はAモード(絞り優先モード)
撮影モードは基本的にAモード(絞り優先モードです)
全体にピントを合わせたいので、絞り値はF8〜F16の間が良いかと思います。
ISOは100か100以下からスタート。
暗くなってきたらF値とISOを変えていく
暗くなってきたら(シャッタースピードが遅くなってきたら)、F値とISOを弄っていきます。
目安としては、シャッタースピードが5秒になった頃です。
F値を開放寄り(小さい値)にするか、ISOの値を大きくするかしていき、シャッタースピードが5秒より遅くならないように気を使いながら撮影します。
この時、ISOを上げすぎると、ノイズ発生の原因になります。ISOはα7Ⅱの場合、800以下を目指したいです。
F値は、この際、開放まで設定しても問題ないと思います。
今回の撮影の場合、最終的にはF7.1、ISO250で、シャッタースピード5秒に固定することができました。
撮影した写真をタイムラプス動画にする
撮影した写真はそのままでは、ただの画像です。一枚一枚を連続的に繋げることでタイムラプスになります。
今回は、タイムラプスの作成にはPanolapseというフリーソフトを使用しました。
撮影した600枚くらいの写真を繋げてタイムラプスにしています。
Panolapse - タイムラプスとパノラマの動画作成ソフト
無料版では出力サイズは1280×720が最大になってしまいますが、操作が非常に簡単なので楽です。
色々な環境が揃っていればAdobeのAfter Effectsを使ってタイムラプス動画を完成させてみたいのですが、現在は帰省中のため古いPCでの作業なので諦めました。
「アウトフォーカス」を使った夜景撮影方法
手ぶれ補正オフ
こちらも同じく手ぶれ補正はオフ
Aモードで撮影
景色全体にピントを合わせたいので、広角の焦点距離での撮影の場合はF8〜F16がおすすめです。
その際にシャッタースピードが5秒位になるように、ISOもしくは露出補正を設定すると良いと思います。
マニュアルフォーカス(MF)を使う
マニュアルフォーカスにし、ピントリングを回して全体にフォーカスを合わせておきます。
シャッターを切り始めて半分くらい過ぎたら、ピントリングを開放側に回していきます。シャッタースピードを5秒に設定している場合は、2.5秒を過ぎたくらいからピントリングをボケる方向(∞の逆)に回していきます。
こうすることで、街景と街の光のボケを両立して撮影することができます。
ピントリングを回すときにカメラ揺らすと余計なブレを生むので気をつけて!
アウトフォーカスを使った夜景撮影写真
普通に夜景を撮影するとこんな感じ。田舎の割には綺麗。
シャッター切り始めてから、ピントリングを開放側に回し、アウトフォーカスさせるとこんな感じ。ピントが合っている領域と、ボケてる光が共存しています。
ちょっと向きを変えてもう一度挑戦。
ピントリングを回す量を変化させると、光のボケ具合も変わるので、自分なりに試しながら撮ると面白いです。
ちなみに、ピントがずれた状態でシャッターを切るとこんな感じになります。
反省点
- もっと望遠レンズの方が、この方法の良さが出そう
- もっと明るい夜景の街で撮ると綺麗になりそう
最後に
今日紹介した夜景撮影のコツは、デジタルカメラマガジンの2016年1月号でも紹介されています。Kindle Unlimited会員なら無料で読むことができるので、是非チェックしてみてください!