大阪・梅田の暴走事故で死亡男性を書類送検

大阪・梅田の暴走事故で死亡男性を書類送検
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ことし2月、大阪・梅田の交差点で、乗用車が暴走して歩行者が次々にはねられ、2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、警察は、車を運転していて心臓の病気を起こし死亡した男性が、体調に異変を感じたあと車を適切に停止させる措置をとらなかったとして、過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。
ことし2月、大阪・梅田の繁華街にあるスクランブル交差点で、乗用車が暴走して歩行者が次々とはねられ、2人が死亡し、8人が重軽傷を負いました。
また、乗用車を運転していたビル管理会社経営の51歳の男性も、大動脈解離による突発性の心臓の病気を起こし死亡しました。
警察によりますと、運転していた男性は、胸の痛みなど体調の異変を感じたと見られ、交差点の手前でいったん車を止めてハザードランプをつけたことがわかっていますが、その後の捜査で、ギアをパーキングの位置にするなど、車を適切に停止させ、発進するのを防ぐ措置をとっていなかったことがわかりました。
男性は意識を失った状態でアクセルを踏み、時速50キロ近くで交差点に進入したと見られるということで、警察は12日、この男性を過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。