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S☆A☆王

作者:門倉翼
 映画化されて現代に戻ってきた闇遊戯が、書店で偶然見かけたSAOを読んだことから、物語は始まる。

※SAOと遊戯王を勝手にコラボさせてみた短編小説です。
 オレの名前は武藤遊戯。言わずと知れた決闘王だぜ。連載は十年以上前に終わっているというのに、最近映画になったものだから再ブレイクしつつあるぜ。十年も経つと色々変わるぜ。
 最近はライトノベルというのが人気らしいが、一体どういうものなんだ? 取り敢えずショ店で手に取ってみるぜ。へえ、『ソードアート・オンライン』、略して『SAO』か。最近はこういう絵が人気なのか?
 どうやらオンラインゲームの話らしいぜ。ナーヴギアというヘルメット型の機械を被ることにより、異世界に旅立つことができるのか。面白そうだぜ。オレは中古屋に行き、一番安いナーヴギアをゲットしたぜ。じゃあさっそく被ってみるぜ。
 被れないぜ。どう足掻いても頭に嵌まらないぜ。何だこのゲームは。まるで面白くないじゃないか。ガッカリだぜ。さて、相棒と決闘でもしに行くか。カードゲームの方が百倍面白いぜ。
オレはオレの家であるゲーム屋『亀』の二階にある、オレと相棒の部屋に行くぜ。そして相棒と決闘をする――はずだったのだが、どういう訳か相棒は眠ってしまっている。死んだように動かない。まるで死んだヒトデだ。こんなことをする輩はヒトデナシだぜ。お後が宜しいようで。
「あー、楽しかったー」
「相棒が復活したぜ! オレのザオラルが成功したぜ!」
「何言ってるの? もう一人のボク。ボクは死んだんじゃないよ。アミュスフィアっていうVRゲーム機で異世界に飛んでたんだよ」
「アミュスフィア? ナーヴギアみたいなものか?」
「うん! ボクはこの髪型のせいでヘルメット型のナーヴギアは被れなかったんだ! でもアミュスフィアなら問題ないからね!」
「成る程。じゃあオレでも出来る訳か」
「うん! ボクが今ハマっているのは『アルヴヘイム・オンライン』――通称『ALO』で、このゲームは凄いんだよ! プレイヤーには妖精の羽が生えて、空を自由に飛ぶことができるんだ!」
「ははは、相棒。それはドラえもんの領分だぜ?」
「? まあ取り敢えずキミもやってみなよ! 絶対面白いよ!」
 相棒がそういうものだから、オレはアミュスフィアなるゲーム機を装着し、オレの意識はオンラインゲームの世界へと飛び立っていった。

「どうだった? 凄い面白かったでしょ?」
「ふ、まあまあかな」
 正直物凄く面白かったが、素直に認めるのは負けた気がして言えなかった。前言撤回しよう。カードゲームよりVRゲームの方が百倍面白いぜ。〈完〉
 映画化されて現代に戻ってきた闇遊戯が、書店で偶然見かけたSAOを読んだことから、物語は始まる。

※SAOと遊戯王を勝手にコラボさせてみた短編小説です。

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