深海棲艦、それは2010年代後半に確認された心霊現象であった。

20年代に入ってそれが心霊現象ではないと確信する出来事が発生する。

米空母ロナウド・レーガンが太平洋沖で、艦砲射撃にによって撃沈されたのだ。

米海軍は威信にかけて太平洋艦隊に破壊命令と核兵器使用の命令が下された。

その1週間後、ISS(国際宇宙ステーション)を含む世界中が打ち上げてきた衛星が全て交信を途絶をした。

これにより誘導ミサイルの使用が出来なくなったり、各国間の連絡が取りづらくなったりなど世界中に影響を与えた。

これは世界中でmeteor（ミティアー）　stream（ストリーム）＝流星群と呼ばれた。

追い打ちをかけるように深海棲艦は大西洋・インド洋・地中海・オホーツク海・南極海・北極海などで確認され始めた。

かの日本ではロナウド・レーガンが撃沈されてからすぐに防衛出動が発令され太平洋と日本海をつなぐ海峡に主力を配置し、太平洋側の地域に避難命令が発令された。

その後世界中の海軍・空軍は少しづつ戦力を削られ続けていた。

そんな中アメリカ・日本・ロシア・オーストラリア・イギリス・EUなど軍事技術先進国は、共同で遠距離ミサイルを装備しない重装甲の巡洋艦『WH型巡洋艦』を世界中で建造された。

しかし深海棲艦にも学習脳力があることがわかり、徹底的な人的損傷を中心とする兵器へと変化していった。

そして日本ではある研究が完成間近だった。