少し間があいてしまいました、あいりの夏休みの宿題に追われています(^^;
母、かなこです。
夏休み色々と体験させてあげたいと思うのですが3年生になると宿題も増えてきます。
毎日の宿題をこなすことは出来るようになっていますが長い休みの間に計画を立てて宿題をするというのは難しいようです、、、(◎_◎;)
今日、明日は宿題を頑張ってこなしてもらわないと!
明日はまたマンツーマンのプールレッスンがあるからです!
あいりは気管支喘息治療中
あいりは生まれた時から気管が弱くて赤ちゃんの頃から体調を崩すとよく咳き込んでいました。それが母乳をやめた時から強く出るようになり1歳6か月の時に喘息治療の為に毎日朝、夕は自宅で吸入をしていました。
体力もついて薬である程度コントロールも出来るようになり少しずつ減薬、3歳になる頃には自宅吸入は終了になりましたがまだまだ薬に頼らないと咳が出やすい状態。
「幼稚園はプールを本格的に教えてくれるところ!」と決めていました。
何故かというとオットさんも小児喘息だったのですがプールを習い始めて劇的に回復したと聞いていたからです。体も小さいし初めての事はかなり怖がるあいりだったのでいきなりスクールへ行くよりお友達と一緒にプールに慣れてからスクールに入れようと思っていました。
あいり溺れた経験からプール恐怖症に
「プール、ちょっとこわいけど すき」そんな感じで幼稚園は過ごしていました。
当時母はゆめりの出産間近、赤ちゃんも落ちついてあいりのプールももう少し慣れさせて小学校に上がったら近くのスイミングスクールに通わせてあげようと思っていた時
幼稚園のプール教室であいりが溺れてしまいました
この教室は大人でも深いプールに子供用の台が部分的に設置されていたのですがそこから足を踏み外してしまったのです。
大勢の子供達がプールをしている中体が小さかったあいりはなかなか気が付いてもらえなかったようでかなりグッタリした所で助けてもらえたそうです。
その日からあいりはプールの日は熱を出すようになりました。。。
父母、プール恐怖症克服の為に奮闘
赤ちゃん返りも一緒になりプールの日は「行きたくない!怖い!」朝から大騒ぎの日になりました。
朝から熱を出したり暴れたり相当怖かったんだと思うと無理強いも出来ないのでしばらくは見守りの日々・・。
幼稚園のプールは休ませてもらっていました。
でもいつまでもこれではいけないとお風呂の中でゴーグルをつけてもぐる練習や市営プールに通い最初はプールサイドで遊ぶ所から(^^;
プールを1時間も眺めてましたw
だんだん手で触れるようになり足を入れられるようになり年長さんから幼稚園プールも再開(泣いていたようですが)幼稚園卒園の頃には自分から入れるようになりました。
・・・でも恐怖心がなくなったわけではないんですよね(^^;
小学校からまた試練が始まる
小学校1年生からスイミングスクールへ通う事も出来ず学校のプールが始まりました。
6月の初日イヤイヤ学校に行き帰ってくると
「学校のプール深い!怖いからもう嫌だー!!!」絶叫してからの次の日やっぱり熱を出し頭痛を訴えプールはお休み。
担任の先生に話を聞いてみると
「顔は出せますよ、溺れる事はないのできちんと参加させてください」色々経緯は話してみましたがうまく伝わらず"(-""-)"
あいりにとって顔が出る出ないではなく顏の近くに水があるのが怖くてたまらないというのはあまり理解してもらなかったようです。
とにかく1日だけ説得して参加。前日の夜は大暴れの大騒ぎでした。。。
2年生の担任の先生は「怖いなら先生と一緒に入ろう!」言ってくださりあまり無理な指導はされない先生でした。
プールの日は電話をくださり「今日は怖がっていたのでシャワーで遊びました!でも自分から水着に着替えて準備してくれたんですよ!」とフォローもしてくださり毎回感謝の日々でした。
3年生!このままではいけないと一念発起!
今年の6月やっぱり浮かない顏のあいり・・・
「今年もプールが始まるのか~」毎年毎年この時期は辛そう、本当にプールが嫌でたまらないんだなと思います。
でもプールはこの先ずっと続きます。
泳げなくても別に母はいいと思うのですが泳げるのは楽しいしその楽しさを知らないままでいるのは残念だなと思います。
それにずっとこの先毎年辛い気持ちのまま「プールは怖い」と毎年泣くのはあいりが苦しいのではと母は思い始めました。泳げるようにならなくても怖さだけは払拭させてあげたい、なんとか辛さを越えられる良い方法はないかとあいりに合いそうなスイミングスクールを探し始めそしてマンツーマンレッスンをしてくれるスクールを見つけました!
「あいりー、お母さんお話がある」
「なぁにー?」
「あいりプールが嫌いでしょ?でもね泳げるようになったら怖くないと思うの」
「プールは怖いよ」
「それは先生がちゃん見てくれるか心配なのもあると思うんだよね。お母さんマンツーマンで教えてくれるスクール見つけたの、時間も30分だからすぐ終わるよ。やってみない?」
その日は話だけして返事は後日申込み開始の前日に聞く事にしました。
オットさんに相談したら「あいりがやりたいならいいよ、やってみて楽しかったら1日だけじゃなくて2~3日申し込んでいいし」と言ってくれたのであいりにその事も伝えておきました。
そして申込日前日。。。
「お母さん、プールの日一緒に来てくれる?ちゃんと見てくれる?」
「うん一緒に行くし、プール練習してる所見ていいって聞いたからずっと見てるよ」
「怖くないかな?泳げるようになるかな?」
「先生はずっとついていてくれるから溺れる事はないと思う。深さもあまりないみたい。泳げるようにはならなくても楽しければいいとお母さんは思うよ」
「あのね。友達が泳げる子が多くてね、それもちょっと嫌だったの。泳げるようになりたいな」
もう最近では幼稚園前からプールをやっている子が多いので小学校3年生だと中にはバタフライで25m泳ぐ子もいるんですね。そういう子があいりは羨ましいのと自分は出来ないので悔しかった気持ちもあったようです。
「じゃあ、スクールを夏休みの最初に申込んであと今年は学校で水泳教室もやるからそれにも行ってみよう?そしたら泳げるようになるかもしれないよ」
「私、やってみる!!!」
まだダルマ浮きも出来ず水に顔をつけるのがやっとですが今年のプールは一念発起!頑張る事になりました!
夏休み水泳特訓開始!まずは潜り方から
夏休みはスクールのレッスンから始まりました。レッスンで基本を教えてもらったら次の日から始める小学校の水泳教室も行きやすいと思ったからです。
30分という短い時間でどこまで出来るかわからないし前日からあいりもやる気と恐怖のせめぎあい・・・。
もう色々期待はあるけど今日水には入れればいいやという気持ちになりました(^^;
まずは水ならしの為に足をバシャバシャ・・・
その後まずは潜り方
潜る時はまず息を吸うというのを教わり中でぶくぶくと吐く
数分の指導でただバシャバシャと暴れているような潜り方から頭をしっかり水に入れて中で息を吐き出てくるという5秒ほど水に入れる安定した潜りになりました。
そして伏し浮き
伏し浮きの後は体を丸めこむように足を体に引き寄せてから立つ姿勢になる
この2つを習っただけで激的に変化しました。母が子供の頃は見たものを真似してなんとなく泳げるようになりましたが逆にこういった細かい論理的な指導が必要な子供もいるんだなと思いました。
この後は水の中で潜りながら進んでみたり足から飛び込んでしばらく潜るを繰り返していました。
そしてついにけのび!
なんとなく泳ぐ形になっていきました!(*^^*)
今日はここでスクールは終了!怖かったけど少し楽しかったようでこの後2日分申し込みをして帰りました。
次の日から小学校の水泳教室も実施日は毎日休まず通いました。
担任の先生に内容は話してあったので先生は熱のこもった指導をしてくださったそうで
「今日ね、先生にバタ足を教わったよ!ちょっと進んだ!」と嬉しそうに報告してくれましたO(≧▽≦)O
自分の母と同い年の担任の先生
「私泳ぎは得意なんですよ!お母さん大丈夫だからあいりちゃんを応援してあげてね」
連絡帳で何度もやり取りをしてくださりあいりにも根気よく付き合ってくださった先生の存在はとても大きかったです。
プールが怖くなくなった!
オリンピックも半分が終わった頃スクールの2回目のレッスンでした。その前日オリンピックの競泳を見ていて
「お母さん、私も頑張ればこれくらい出来るかなー」
この間までダルマ浮きが出来なくてやっとバタ足まできた所でオリンピック選手と同等になれると思える発想がすごいな・・・"(-""-)"
「・・あいりが頑張れば何でも出来ると思うよ!」
そして気が付きました。
明日プールがあるのに全然怖がっていないし楽しみにしている。。。
もうこれだけで今回のチャレンジは大成功!あとはあいりが楽しめればいいや!そう思えました。
あいりがクロールで泳いでる?!
そしてスクール2日目
前回の先生とは違う先生でしたが引継ぎされているようで復習からスタートしました。
潜って、ぶくぶく・・・の繰り返しのあとけのび、そしてビートバンが出てきてバタ足の練習が始まった所で
「おかあさーん ゆめちゃん トイレなのー」
いい所で一緒に連れて行っていたゆめりのおトイレタイム。大急ぎでトイレに連れて行き戻ってきて驚きました!
あいり、クロールしてる!!!
ビートバンも使ってない!!!(◎_◎;)
プールの3分の一ぐらいの長さを使わせてもらっていたので8mぐらいでしょうか
息継ぎなしの面被りクロールですがしっかり手でかいて泳いでいました!
そして帰りは背面キック(ほぼ背泳ぎ)でこちらまで戻ってきます!
トイレ行ってる間に何があったんだー?!( ̄□ ̄;)!!と驚きましたがとにかく母は大喜びで他の見学のママさん達が
いる中、拍手喝采で涙ぐんでいました。。。
その後スクールの先生に呼ばれて少しお話・・・
「あいりちゃん、説明するとよくわかるので基礎を教えたらすぐ基本の形になりました!
泳ぎだす前には深呼吸をして体に空気を入れてリラックスしてください。体の空気を吐き切ると体は沈みますからね。
そして足はまだ泳ぎが不慣れな子は足を膝間接で曲げるキックの方が進むんです。
これさえ忘れなければあいりちゃん、もっと距離が泳げますよ!」
そうか!
独学で身に付けた親の泳ぎ方よりもちゃんと習った方が論理的に理解できてあいりには合っていたんだな思いました。
何より泳ぎ切った後、嬉しそうにこちらを笑顔で見るあいりが本当に頑張ったんだなと思うし泳げる事が嬉しいんだなと思うとまた母は半泣き状態でした。
あいりは基本器用で何でもこなせるタイプですが拒否反応が出ると絶対取り組む事が出来ませんでした。
こういうタイプの子供は待つ事も大切だし興味を持つきっかけを作ってあげる事も大事。そして苦手な事を克服できるという成功体験をたくさんさせてあげる事も重要なんだと今回とても感じました。
そして見守り熱い指導をしてくださった小学校の先生方やあいりの特性をすぐに感じて頂いて細かく指導してくださったスクールの先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
「私ね、泳げるの!」そういって嬉しそうにしているあいり。きっと来年プール授業は楽しみになるのではないかと思います。苦手が克服できる自信を身に付けた今年の夏休みはあいりにとって大きく成長した出来事でした!
これからもたくさんの事を経験させて成功体験をたくさんさせてあげたいと思います♪