転落事故のホーム 視覚障害者が危険性を検証
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東京・港区の地下鉄の駅で、盲導犬を連れた視覚障害のある男性が線路に転落して死亡した事故を受けて、視覚に障害のある人たちが現場の駅を訪れ、ホームの危険性を検証しました。
18日は、東京視覚障害者協会のメンバー4人が東京メトロ銀座線の青山一丁目駅を訪れました。この駅のホームでは今月15日に盲導犬を連れて歩いていた品田直人さん(55)が線路に転落し、走ってきた電車にはねられて死亡しました。
メンバーの田中章治さん(70)は、実際に盲導犬と一緒にホームを歩き、危険性を検証しました。ホームの幅はおよそ3メートルと狭く、線路から1メートルほどの場所に数本の柱も設置されています。盲導犬は通常、道の左側を通るように訓練されているということで、線路を左側にしてホームを歩くと、盲導犬は柱があるたびに線路側に近づきました。また、柱と線路の間は、盲導犬と並んで歩くとぎりぎりの幅しかなく、田中さんは歩幅を狭めて慎重に歩いていました。
田中さんは「とてもまっすぐには歩けず、このような駅には1日も早くホームドアを設置してほしい。駅員や周りの人たちは危ないと感じたら、大きな声で呼び止めてほしい」と話していました。
東京視覚障害者協会は、検証結果などを基に今回の事故に関する見解をまとめ、国や鉄道会社に今後、対策を求めることにしています。
メンバーの田中章治さん(70)は、実際に盲導犬と一緒にホームを歩き、危険性を検証しました。ホームの幅はおよそ3メートルと狭く、線路から1メートルほどの場所に数本の柱も設置されています。盲導犬は通常、道の左側を通るように訓練されているということで、線路を左側にしてホームを歩くと、盲導犬は柱があるたびに線路側に近づきました。また、柱と線路の間は、盲導犬と並んで歩くとぎりぎりの幅しかなく、田中さんは歩幅を狭めて慎重に歩いていました。
田中さんは「とてもまっすぐには歩けず、このような駅には1日も早くホームドアを設置してほしい。駅員や周りの人たちは危ないと感じたら、大きな声で呼び止めてほしい」と話していました。
東京視覚障害者協会は、検証結果などを基に今回の事故に関する見解をまとめ、国や鉄道会社に今後、対策を求めることにしています。