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【「慰安婦」日韓合意】
10億円使途決定できず、韓国の慰安婦「癒し財団」
韓国女性家族省当局者は18日、慰安婦問題で、日韓合意に基づき日本が拠出する10億円で元慰安婦女性らを支援するため韓国で設立された「和解・癒やし財団」が17日に理事会を開いたが、10億円を基に行う事業内容は決められなかったと明らかにした。
日韓は12日に行った外相による電話会談で、10億円拠出の手続きを速やかに進めることで合意している。しかし韓国側が使途について結論を出せなかったことで、今月23、24両日を軸に開催が調整されている東京での日中韓外相会談に合わせ追加協議が行われる可能性がある。
岸田文雄外相は12日の電話会談後、10億円の使途は医療や介護目的を想定していると話し、具体的には「財団が元慰安婦や家族のニーズを調査し、日韓が合意する使途の範囲内で資金が支出される」と説明していた。(共同)