投機的動きに必要な対応とること確認 政府と日銀

投機的動きに必要な対応とること確認 政府と日銀
18日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=99円台まで値上がりするなど円高が進んでいることから、財務省と金融庁、それに日銀は臨時に協議を行い、投機的な動きがあれば速やかに必要な対応をとることを確認しました。
財務省で開かれた臨時の会合には、財務省の浅川財務官と金融庁の氷見野金融国際審議官、それに日銀の雨宮理事が出席しました。
18日の東京外国為替市場は、アメリカの中央銀行が追加の利上げには慎重だという見方から、円相場が1ドル=99円台まで値上がりするなど、円高が進んでいます。
18日の会合では、日本でお盆休みの今週、市場では取り引きが少ない中で、激しい動きがみられているとして、投機的な動きがあれば速やかに必要な対応をとることを確認しました。
会合のあと財務省の浅川財務官は記者団に対し「今の時期は例年そうだが、商いが薄い中で、相場は激しい動きを示しやすい状況にあることは認識している。投機的な動きがないか、四六時中、たえず神経を研ぎ澄まして注視し、もしそういう動きがあれば必要な対応を打つ」と述べました。