中国公船4隻が侵入 外務省が抗議
沖縄県の尖閣諸島周辺で17日、中国公船4隻が領海侵入した。公船の侵入は9日以来。外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が駐日中国公使に対し、「わが国主権の侵害であり、断固として認められない」と厳重に抗議した。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、17日午前10時ごろ、尖閣諸島の久場島(くばしま)の北北東で公船4隻が相次いで侵入し、約1時間40分航行した。海上保安庁の巡視船が確認した。4隻のうち1隻は機関砲のようなものを搭載していた。
尖閣周辺では8月に入り、最大で15隻の中国公船が接続水域を航行。5〜9日に延べ28隻が領海侵入した。【小田中大】